FX自動売買ツールは日頃、チャートを見る時間の確保が難しい人にとっては、とてもありがたいものですが、もちろん、メリットばかりではありません。
これまでに、FX自動売買ツールを使われたことがある方は、十分にお分かりだと思いますが、「相場に絶対は存在しない」ために、完全放置で利益が出続けるものは存在しません。
だから、
は、FX自動売買ツールで必須な条件です。
その為、PTR(当ブログ)では、かなりカスタマイズ性の高いFX自動売買ツールを無料配布しています。
カスマイズ可能ということは、メリットにも感じられますが、設定の仕方によっては、
- リスクが大きくなりすぎる。
- リスクが小さくなりすぎてメリットを感じにくい
といういうデメリットがあります。
そこで、今回は、無料配布中FX自動売買ツールをカスタマイズするにあたり、絶対に把握しておきたい含み損を自動に計算するシートの使い方を紹介します。
FX自動売買・マーチンゲール風含み損管理シートの使い方

Excelにロット数・ナンピン幅を入力すると含み損が計算されます
相場と10年以上の付き合いがありますが、僕は専業トレーダーではありません。
ですから、裁量トレードと自動売買ツールを併用してきました。
そんな、過去の経験も踏まえると、自動売買ツールとマーチンゲール法との相性は非常に良いと思っています。

ただ、普通のマーチンゲール法だと危険です。
過去にEAのテストをリアルで行なっていて資金を飛ばしたことがあります。だから、いつでもリスクを抑えたり、少しリスクをとったり調整できることが必須なんだ。
まずは、自分のトレード資金にあわせて、自動売買ツールを設計する必要があります。
設計というと難しく聞こえるかもしれませんが、非常に簡単です。
ダンロード可能なエクセルシートの使い方を詳しく解説します。
STEP1 FX自動売買・マーチンゲール風含み損管理シートをダウンロード
下のボタンからExcelファイルをダウンロードしてくだい。
クリックをするとすぐにダウンロードされます。
STEP2 ロット数・ナンピン幅を入力する
Excelファイルを開くと次の様な画面になります。
入力が必要な箇所は、上の赤枠内のみになります。
ここでは仮に資金が50万円あるとして、マーチンゲール風になる様に設定を調整していきます。
ポジションをもったけれども、相場が逆行した場合、さらに自動でナンピンをしていきます。
上の例の場合
ナンピンした場合にエントリーするロット | ||||||||
0.15 | 0.15 | 0.2 | 0.2 | 0.4 | 0.4 | 0.6 | 0.6 | 0.9 |
この様に、少しずつエントリーされるロットを増やしてみました。
最終9ポジション目のエントリーが完了し、さらに25pips逆行した場合の含み損の合計が308,000円ということになります。
最初にエントリーしたポジションから逆行pipsが205になっていますので、大きく相場が直線的に2円動いた場合でも大丈夫ということになります。
一気に2円動くということは滅多にありませんが、いつも言う通り、相場には絶対ということはありません。
何か大きな動きとなりそうな発表などがあれば、自動売買ツールのナンピン幅を広げる・その後にもつ可能性のあるポジションのロット数を下げるなどしてリスクを抑えるべきです。

一般的な1.5倍ずつポジションが大きくなるマーチンゲールにして計算してみるとどうなるの?
せっかくの機会なので、最近よく見られる1.5倍ずつロットが大きくなるナンピンマーチンゲールの設定で、含み損を計算してみます。

1.5倍ずつのマーチンゲール法をとった時のリスク
9ポジション目で2.64ロットでエントリー、含み損が521,700円になることが分かりました。
この形で自動売買ツールを設計するのであれば、初回のロットをもっと落とす必要があることが分かります。

実際に、どんな風に設計をしたらいいのか?質問や相談がある方は、お気軽にお問い合わせからメッセージをください。
なお、PTR(当ブログ)で、配布している無料自動売買ツールは、ポジションごとに手動で利確することができるので、ナンピンが重なっても、余裕のある設計であれば、ハラハラすることなく、資金を増やすことが可能です。
STEP3 余裕をもった設計をすることが資産を増やす最短距離
どのくらいリスクをとって、どのくらいのペースで資金を増やすのか?
もちろん、それは人それぞれ自由ですが、まずは、
が一番重要です。
FXトレードの世界には、当然、凄腕の方がたくさんいらっしゃいます。
資金量も数億円を元手として、1トレードで100万円以上の利益を出されている方もたくさんいらっしゃいます。
最終的には、そんな世界を目標にしてもいいのですが、いきなり爆益!を狙うようなトレードは長続きしません。
このおばちゃんが、格好いいピアノを楽しそうに弾いているから、真似てみよう!と思ったところですぐに弾けないのと同じです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
これくらいピアノが格好よく弾けたら、確実に自慢します。
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