フランス少子化対策の成功の秘密は?自分に活かせる点を紹介

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しぶやん

公立小学校で15年勤務した後、退職。
現在は、アメリカ・香港・ペルー・インドネシアなどの小・中学生に日本の教育を届けている。日本の文化と住まい・暮らし方との関係を追求し、建材メーカーと共に日本の暮らしを研究している。
「なぜ、人は学ぶのか?」「学ばないといけないのか?」元教員の視点も交えつつ子育てに関する情報を発信している。

日本はこれから少子化・人口減少を迎え、働き方も大きな変化が求められる時代に突入します。

まだまだ、実感がない…とあなたは感じているかもしれませんが、政府はこの危機を乗り越えようと既に準備を始めています。

 

政府が行っている準備については…

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歴史を見ると、日本ほどのピンチではありませんでしたが、フランスも少子化・人口減少のピンチを迎えたことがあります。

そして、フランスは見事に、このピンチを乗り越え現在に至っていますが、

フランスはどうやって少子化の問題を乗り越えたのだろうか?

について見ていきましょう。

OLちゃん
OLちゃん

フランスの政策を知ったところで私には何のメリットもないじゃない?

しぶやん
しぶやん

政治家じゃないもんね。

でも、こんな大ピンチをどうやって克服したのか?

それを知ると、自分の問題解決のヒントにもなるよ。

あなたも、

  • もっと収入があったらいいなぁ…
  • 時間的な余裕があったらいいなぁ…

など、様々な理想があるはずです。

こうした理想に近づくヒントは、フランスの政策にもたっぷりと詰まっています

という事で、フランス少子化対策について紹介しましょう!

 

この記事を読むと…

  • 理想に近づきたいのなら、徹底して取り組む勇気が必須

が明確になります。

 

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フランスが少子化・人口減少に苦しむことになった背景

フランスが少子化傾向が強まった原因は、宗教や政治と深い関係があると言われています。

超簡単にいうとこういうイメージです。

偉いおじさん
偉いおじさん

いいか!

お国の発展のために皆頑張れ!

そして、子どもをたくさん産み、ますます発展させるんだ!

SEXYさん
SEXYさん

なによそれ!

そんなことの為に子ども生まないといけないっておかしいでしょ。

絶対に生まないわよ!

日本の富国強兵と同じような感じです。

ところが、脱キリスト教の風潮も強まった中では、こうした富国強兵的な発想に反発する動きも見られ、少子化の引き金となったようです。

 

また、農業で生計を立てている人が多いことと相続との関係が少子化の原因にもなったと言われています。

農家さん
農家さん

うちは農家じゃ。

周りの人もみんな農家じゃ。

そんな時代にたくさん子どもがいる将来困るじゃないか?

偉いおじさん
偉いおじさん

子どもがたくさんいると作業もはかどります。

お国の食べ物も豊かになりますから、いいことしかありません!

農家さん
農家さん

じゃあ、5人子どもがいたらどうだ?

わしが死んで、相続したら農地は単純に1/5になるじゃないか。

そんなことでは、食べていけんのじゃ。

これらは、フランスが少子化になってしまった原因の一部ですが、現代の日本と本質的な部分は同じような気がします。

日本の場合…

  • 出産するだけでも大変な費用がかかる
  • 子どもをたくさん産むと育てるのに膨大な費用がかかる
  • 1人育てるのも大変なのに、3人・4人の子ども育てるなんて時間的にも無理

現在の生活も大変な上に、子ども将来を考えると不安な要素が多い…という点では、フランスがピンチを迎えた頃と似たような気持ちだと思います。

この不安な気持ちを拭い去らない限り、少子化対策は前進することができません

OLちゃん
OLちゃん

これなら安心して子どもが育てられる!

将来も楽しみだなぁ…ってならないと子どもを産まないでしょ。

わたしだって、今の社会のままなら結婚もしないわ。

しぶやん
しぶやん

そうそう!

多くの人がこれなら大丈夫!って思わないと少子化対策にはならないよね。

フランスは、多くの人がそう感じられる政策を思い切って実践したんだ。

 

フランスが人口減少解決した3つの方法とは?

フランスが少子化対策として実践した取り組みは、細かいところまで見ると、かなりありますから、その中の3つを紹介します。

フランスでは、男を2週間で父に教育される!

この発想には、度肝を抜かれたというか、感動してしまいました。

フランスでは、子どもが生まれたら2週間の休暇を貰うことができます。

これは、ただお父さんがゆっくりする休暇ではありません。

この2週間で、育児に関する技能を身に付ける練習の期間と利用され、日本で言えば、助産師さんのような立場の方が、次のことを教えてくれるそうです。

  • オムツの交換の仕方
  • 母乳の大切さ
  • これから必要になる日用品
  • 産後のお母さんの身体の状態・気持ち…など

これは、日本のお母さんからすれば、涙が出るほど嬉しいことではないでしょうか。

フランスでは、これが当然の文化になっていますから、子どもが小学生くらいになっても、お父さんが家事をするという風景も当たり前だそうです。

僕は、フランスの小学生に勉強を教えていますが、その子もお父さんことが大好きです。

 

フランスの子ども手当ての充実度が半端ない!

日本にも子ども手当(児童手当)がありますが、フランスの制度のきめ細やかさとは大きくかけ離れています。

フランスの場合は、

妊娠5ヶ月〜3才 乳幼児手当 約20,000円/月
家族手当(子どもが20才まで支給) 子ども2人で約16,000円/月
  子ども3人以上で一人につき15,000円/月
新学期手当(小学生〜) 約30,000円/年
子ども3人以上の家庭 家事代行派遣(格安)
シングルママ・パパの家庭 約75,000円〜/月

このルールの決め方を見ると、育児をする人の立場のことを考えて丁寧に設定されているように感じます。

 

税の面でも子どもがいるとかなり優遇される

フランスでは、子どもが多い家庭ほど、所得税が減税される仕組みになっています。

特に子どもが3人以上になると、減税率が大きくなるという仕組みです。

また、税ではありませんが、子ども3人以上養育すると年金が10%も多く支払われるという仕組みになっています。

 

まだまだ、フランスが打った政策はたくさんありますが、これだけを見ても、少子化対策の規模感や気合いの入れ具合を十分に感じることができます。

ところが、こうした話をすると、じゃあ財源はどうした?ということになります。

 

財源があるから少子化対策ができた訳ではない!

ここまで紹介したフランスの少子化対策は、膨大な財源が必要になります。

その財源は、企業が大きな負担をして確保しているのです。

こんな計画を打ち出すと、当然、企業は猛烈な反対運動を起こします。

それでもフランス政府は、とにかく少子化対策を何よりも改善すべき問題であるとして、重い負担が課したのです。

もちろん、少子化対策を強化すればするほど、他の取り組みはどうしても弱くなってしまいます。

 

それでも、厳しい条件を承諾し、少子化対策を推し進めたフランスの国民や行政に覚悟の様なものが感じられます。

何かを得る前には、何かを犠牲にする覚悟が必要!

残念ながら日本は、ここまでの覚悟は無いように感じます。

僕も公務員でしたから、公の機関は、八方美人でいなければならないことは十分に知っています。

大きなメリットを生むよりクレームが少ない対応を考える

これがどうしても優先されてしまうのが公の機関なのです。

けれども、個人として生きていくのであれば、フランスがとった行動から学び、実践できそうなことはあります。

 

フランスの少子化対策から学び、自分の行動のヒントにする!

フランスの場合は、少子化問題を第一の課題として、そこに全力を注ぎました。

猛烈な反対もありましたが、それでも実践し、少子化問題をクリアした国として世界から注目されるほどになりました。

では、これを個人の行動で考えてみるとどうでしょう。

OLちゃん
OLちゃん

わたし、本当は起業してみたいの。

熱血リーマン
熱血リーマン

あのね、起業して3年持ち超えられる人って極僅かなんだ。

そんな無茶なことを絶対しない方がいいって!

大抵、こうした反対意見を貰うことになります。

ここで、気持ちが揺らぐのであれば、起業することは諦めた方が懸命かもしれません。

ただ、資金が無くても、たくさんの反対意見を浴びても、自分で何かをする!という覚悟があるのなら、フランスと同じ道を辿ればいいのです。

僕もフリーの道を選んだ時には、仕事なし、資金なし…という状態でしたから、アルバイトに出ていました。

つい先日まで、「先生、どうしたらいいですか?」なんて言われていたのに、アルバイトに行けば「もっと早く仕事をしろ!」って言われるのです。

惨めで、そんな道を選んだ自分を恨みました。

でも、資金がないなら日銭を稼ぐしかないのです。

そんな時に、フランスの政策は、僕をずっと支えてくれていたのです。

 

この話が、僕と同じように誰かの心の支えになれば嬉しいなぁっと思って紹介しました。

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