こんにちは。PTRのしぶやんです。
Twitterをしているとビジネスの勧誘DMが来ることがあります。
また、facebookをみていると、○○認定コーチ・○○協会アドバイザー1級みたいな肩書きがたくさん見られます。
そして、こんなDMをいただくことがあります。
はじめまして。突然のDM失礼いたします。
私は○○協会認定ビジネスコーチをしている△△と申します。
これまで、数多くのビジネスを学び、アドバイスを行ってきた私が突然DMを送ったには訳があります。
今、アメリカで優良な企業がこぞって参加することを決めて動き出したビジネスがあります。まだまだ日本では…
きっと、あなたもこうした内容のDMを受け取ったことがあるはずです。
実は、僕も教員を辞めた後、何をしていいのか分からず、知り合いの誘いに便乗して、協会ビジネス風の資格を取得しています。
○○協会認定ビジネスコーチみたいな存在に疑問を感じています。
ちなみにPTRってブログの名前で、協会でも連盟でもなんでもありません。
これからは、あなたも個人で稼ぐことを考えて行動されるはずですから、こうした資格・協会との付き合い方について、僕の思うことをまとめておきます。
- 協会ビジネスはお金を搾り取る仕組み
- 教員免許は更新もしていないし、どこにあるかも知らないけど仕事は山盛り!
- 資格を捨てよう!大抵のことは資格がなくてもできるっていう事例!
資格ビジネス・協会ビジネスは儲かる?実際資格をとってみた結果

しぶやん。
時代が大きく変わろうとしているやろ。
だからかなぁ…最近、うちに問い合わせも多くて対応しきれてないんだ。

めっちゃいいやん!
忙しいってのは有難いことやん。

しぶやんなら、教育の専門家やし、ウチの教育のことも分かっているからゆくゆくは仕事をお願いしたいんだ。ただ、いくら、しぶやんでも今すぐに仕事をお願いすることは、できないんだ…。
僕が教員を辞めてしばらくすると、自称事業家くんがこんな話をもってきてくれました。
僕もフリーランスになったばかりで、仕事はほんの少ししかなかったので、自称事業家くんの言う通りに、彼の行っている研修を月に2回、半年間受講することにしました。
支払った費用は20万円(まぁ、こういう業界では良心的な価格かな)。
自称事業家くんは、僕に研修をするにあたって、これまでの経験を踏まえたコンテンツを準備してくれていました。
ところが、この研修を終えるのにハードな難関が待っていたのです。
事業家くんの事業(協会)の認知を広める不思議な実習が課せられました
約半年ほどの研修が終わるころに自称事業家くんは、こんなことを言い出しました。

学んだことを、人に伝えるって大事なことだと思うんだ。
だから、僕たちがやろうとしていることを多くの人に伝えてみて欲しいんだ。やってみて気付くことってたくさんあるから。
個別に20人。セミナー形式で40人。
合計60人の人に伝えることができたら、講師として認定なんだ。
もともと、付き合いのあった自称事業家くんですが、この話を聞いた時に、搾り取られる気配を感じました。
あなたは、この話のおかしな点に気付いたでしょうか。
通常、サラリーマンとしてどこかの会社に就職すれば、給料をもらいながら研修を受けさせてもらい、事務用品やPCなども準備してくれます。
それなのに…お金を支払って労働させられるはめになったのです。
幸い、60人に伝えるというのは、そんなに大変ではなく、とっとと実習を終えることができたのですが、その後も搾取されるシステムが待っていたのです。
認定講師としての名を使って仕事をしたら…

いやー!しぶやん、さすがだねぇ。
10人程の人が受講していたけれど、一番のりだね。
おめでとう。じゃあ、これから一緒に仕事をしていく仲間として契約書を交そう。仕事のことでトラブルになってもいけないしね。
契約書の内容を見ると、認定講師を名乗って仕事をしたら、売り上げの20%を支払わなくてはならいというものでした。
自分で顧客を見つけ、リピーターがついたにしても、毎月20%は、自称事業家くんに搾取され続けます。
それでも、自称事業家くんからの仕事の依頼が入れば、メリットがあるのですが…
残念ながら1件も仕事の依頼は入りませんでした。

そうそう、今回しぶやんが受講したコースの特権は、受講する人を紹介できる権利なんだ。一人紹介してくれると5万円支払うよ。
4人紹介するだけで、元は取れるでしょ。

これ以上、犠牲者を出す訳にはいかないだろう…。
サラリーマンと協会の認定講師の違い
サラリーマン | 協会の認定講師 |
|
|
こうして見ると、協会認定講師ってメリットがないなぁ…と思うのです。
素晴らしい協会だからといって商品を購入しますか?
例えば、
- ○○協会認定カラーセラピスト1級
- △△協会認定コーチング講師
という肩書きをみて、あなたは、その人のサービスを利用したいって思うでしょうか。
僕がこんなブログを書きながら、小学校教員免許1種取得・公立小学校採用試験合格後15年勤務!と言ったところで、誰も問い合わせをしてこないでしょう。
ちなみに、小学校教員免許1種の有効期限が切れていますし、免許はどこにしまったのか忘れていますが。
つまり、肩書きでいくら格好いい名前をつけても仕事にはならないってことです。
素晴らしい協会の「肩書き」以外に何が重要か?
僕の場合、塾の様な仕事もしています。
オンライン上の生徒は23人、対面で会って関わっている子どもは現在3人。
これは、メインの仕事ではなくて、僕に教えて欲しい…と言ってくれた方の要望に答えていった結果、こうなっているというだけです。
僕が小学校の教員をしていたことすら知らない保護者も結構いらっしゃいます。
塾業界ってとても厳しいようですが、集客もせずにこうして、集ってくれると嬉しいです。
なぜ、こうなったのか?思い当たる要因をを書いておきます。
本気で大学受験をする気があるなら朝5時半に家に来い!
知人がこんな相談をしに来てくれました。

娘が大学に行きたいと言い出したんですけど、大学に行くつもりをしていなかったから全然学力が足りないって学校に言われたんです。
大学入試までは、残り1年。
進学を考えていなかったので、全く勉強をしていない上に、部活で家に帰宅するのは、20時頃という悲惨な条件。

マジで本人が勉強する気があるなら、ガッツリいきましょう。
その代わり、毎日朝5時半にウチに来てください。

そうですよね。
そのくらいしないと厳しいですよね。
分かりました。
その条件で、娘がゴチャゴチャいう様でしたら進学はさせません。
しぶやんにそこまで言ってもらっているのですから…。
そこで、彼女は朝5時半に我が家に来て勉強をし、我が家の朝食を食べてから学校に登校するという画期的なシステムを導入しました。
僕の息子達からすれば、朝起きたら高校生のお姉ちゃんが、勉強をしているという変な生活をしました。

実際の朝の風景。なぜか、息子も勝手に参加している。
これ結構ニーズはあると思います。
「こんな変な生活をしている」って話をしただけでも、「うちの子も見て欲しい…」「朝の時間っていいですね」って言われますから。
つまり、そんな変なことまでしてでも一緒に頑張ってくれるっていうのがお願いされるポイントになったのだろうと思います。
結局、娘さんと僕は、1年間、地獄の様な日々を送りました。
そして気になる結果は…
残念ながら国公立大学は落ちてしまいましたが、地元の私立大学に学費免除で合格!!
めでたし!めでたし!で、ご家族から焼肉をご馳走になることになっているのですが、そう言えばまだご馳走になっていません。
入試などが関係ない時は勉強の楽しさしか教えません
そんな彼女の話を聞いて、勉強を見て欲しい…という相談は時々あります。
けれども、次のことを分かってくれた方しか、一緒に勉強しないことにしています。
- 勉強は面白いものだから、我慢してやりなさい!というものではない。
- 勉強を分かりやすく解説する場ではなく、考える面白さを体感する場。
- 一刻も早く、僕と一緒に勉強するのを辞めるのが目標。
一刻も早く…ってところが分かりにくいのでもう少し説明しておきます。
今の時代、分からないことは、Google先生が多くのことを教えてくれます。
ということは、問題の答えを見つけることが大切ではなくて、分からないことを自分で学ぶ力をつけてしまえば、学校の勉強くらいはどうにでもなるということです。
確かに、誰かに分かりやく教えて貰うのも便利です。
ところが、それで表面的に良い成績をとったとしても、その子は生涯、分かりやすく解説してくれるサービスのカモになるので、一刻も早く、僕と一緒に勉強をするのを辞めて欲しい。
ということを伝えているのです。
教員免許の話や教員の経験年数もとに仕事を依頼される方は誰もいません。
資格なんかなくても仕事はいくらでも作ることができる!
つまり、○○に認定されなくても、仕事はいくらでも作ることができるってことです。
もちろん、法的に資格が必要なものもありますが、それはほんの一部の仕事です。
Twitterを見ていると、早朝から活発に活動されている方も多いですから、早朝に何か面白いことをオンラインでするのも一つのアイディアだと思っています。
早朝から、勉強をしてみたい…という面白い方は、LINE@かお問い合わせからメッセージをください。
また、これからフリーランスとして活動して行きたいという方は、僕の様に突発的に行動するのではなくて、コツコツ準備をしてから行動に移して欲しいと思います。
僕の超大失敗と問題の解決策は…
コメント