お金に関する長期計画はお済み?【絶望して必死になる機会】

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しぶやん

公立小学校で15年勤務した後、退職。
現在は、アメリカ・香港・ペルー・インドネシアなどの小・中学生に日本の教育を届けている。日本の文化と住まい・暮らし方との関係を追求し、建材メーカーと共に日本の暮らしを研究している。
「なぜ、人は学ぶのか?」「学ばないといけないのか?」元教員の視点も交えつつ子育てに関する情報を発信している。

僕は、ファイナンシャルプランナーでもないし、保険の営業マンでもありません。

ですが、物好きな方から、お金に関する相談を受けることがあります。

大体が次の様な話から質問されます。

  • もっと稼ぐにはどうしたらいいの?
  • 安定的に仕事をとっていくには何が必要なのか?
  • やはり投資を考えた方がいいの?

これらを見てわかるのは

収入を増やすことにしか目が行っていない人が多い

というのが、僕の実感です。

もちろん、収入を増やす(もっと稼ぐ)ということに注目をすることは悪いことではありませんが、それだけでは、絶対に豊かになることはできません。

大事な点は…

  • お金は何かをするために必要なものであるが、無くてもできることも多い(お金はただの手段である)。
  • 質素に暮らすこともお金の問題を解決する手段になる。
  • 直ぐにお金に替える必要性は全くない。

ということです。

時々お伝えしていますが、僕の頭の中には、お金の問題を克服するために

お金持ち=(収入ー支出)×運用利回り

の式がこびりついています。

これと合わせて、長期的なお金に関するプランが頭に入っているために、お盆も大晦日も元旦も普通に仕事をしています。

実は、

長期的なお金に関するプランを見ると絶望しかない

ためにこの様な生活を送っていると言って過言ではありません。

OLちゃん
OLちゃん

えっ?

仕事も増える一方だって言ってたし、FXや株式もしているでしょ。

そこそこ収入があると思ってたけど、足りないの?

ちょっと欲張り過ぎじゃないの?

マスオ
マスオ

別に高級な時計とか車が欲しいとか一切思わないよ。

多分、一般的な人から見れば、支出も随分少ない方だと思うんだ。

それでも、この先の理想を実現させようと思うと危機感しかないから、ひたすら地味にいくよ。

今回は、残念ながら改めて絶望する話をします。

ただ、あなたを脅したい訳でもなんでもなく、絶望を感じ、本気で頑張る意欲になればいいなぁと思っているだけです。

 

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長期的に必要なお金を考えることは恐怖でしかない!

先にもふれましたが、収入アップに目を向けることは素晴らしいことですが、支出にも目を向けないといけません。

ここで、僕は絶望しましたが、この絶望感が支えになっているのも事実です。

人生で必要なお金は億を超えてくる!

生命保険の営業の方と話をすると必ず、生涯で必要なお金がどのくらい試算してみましょう。という話になります。

保険の営業の方の場合、「それだけ準備するのは無理だから保険に入りましょう」という様な話の展開にしたい訳ですから、高いなぁ…贅沢だなぁ…と思うような試算をされる事が多いです。

では、生涯どのくらいのお金が必要なのか?ここでは、相当大雑把ですが見ていきましょう。

住居(四人家族・地域差はあるものの) 3000万円〜5000万円
教育費(僕の場合は公立しか認めていない) 1400万円(一人あたり)
親の介護・葬式 500万〜1000万円
自分の介護・葬式 500万〜1000万円
自家用車(10年毎に5回買い替え) 1000万円〜2000万円
光熱費・水道料金 1000万円〜1500万円
その他生活費(食費・娯楽・保険・衣服等) 3000万円〜6000万円

ここに挙げたものは、かなり雑ですが、合計は1億を超えてきます。

例えば、その他生活費は1ヶ月10万円で計算すると1年で120万円。

20歳から死ぬまでの年数を掛ける必要がありますので、実は3000万円でもかなり少ないということが分かります。

それでも1億以上のお金が必要になると考えることができます。

平均年収は地域差が大きいのですが、市区町村「平均年収」最新ランキング…全国上位の村、高年収の理由の記事を見る限りでは、300万〜400万円あたりでも、少し良い方だということになりそうです。

四人家族(夫婦・子ども二人)の場合、一人の収入では、もはや贅沢をしない暮らしでさえも足りないということが明確に分かります。

僕の場合は、公務員(教諭)を辞めてる前後に何度も試算して、絶望しました。

 

夢なんか語っている場合じゃない?

こんな雑な試算でもしてしまうと、おちおち遊んでいる暇はない!という感覚になりました。

では、

夢を語るのはバカな行為なのか?

ということになりますが、全くそんなことはありません。

2021年現在、副業の時代と言われている真っ只中にいますが、副業をして収入を増やすのも一つの方法です

ただ、副業をしてサラリーマンと同等の収入を得られる人は、ごくわずかです。

ところが、月2〜3万円くらいなら頑張ればなんとかなりそうです。

と同時に、月2〜3万円出費を抑える努力をするという発想は大切です。

これだけで月に5万円くらいプラスになります。

これをコツコツ続けるだけで、一年で60万円ほどプラスになります。

「初心者でも初月から10万円稼げる方法」の様な怪しい商材を買う必要もありません。

偉そうに言っていますが、僕は過去にバカなコンサルに100万円以上投入しました。詳しくは、起業・投資系の塾に行くな!僕が100万円払って教わったことは?を読んで笑っておいてください。

 

すこし厳しい話になりますが、まず、こうした直ぐにできることをやってから、さらに稼ぐということを考えることです。

 

支出を抑えるために今すぐできること

簡単にできるところから順に紹介します。

少し厳しいと思われる部分もあると思いますが、

❌ たくさん稼いで、生活水準を高める

これを行うと、金銭に関する悩みは何も変わりません。

当たり前ですが、

⭕️  たくさん稼いで、生活水準をより低くすること

が、金銭の悩みから解放される近道です。

例えば、一代で会社を築き、大きく成長させていった会社の社長の話を直接伺っても、普段はかなり質素な生活をされています。

どん底だった時の生活が身に沁みているから、贅沢をしたいとも思わないんだ。

こう言われる方もとても多い印象です。

今だに、SNSなどで、豪華なホテルの写真、豪華な食事のアップしてお金持ちアピールマーケティングをされている方を見ると、ぶっちゃけばかだなぁ…と思います。

では、具体的に支出をどう抑えるか、簡単に紹介します。

 

超簡単にできる支出を抑える方法

今直ぐに支出を抑える方法は、いくつかあります。

  • サブスクサービスを全部解約する。
  • 格安スマホに乗り換える。
  • 自炊を徹底する。
  • 自宅で仕事をする(カフェの仕事は収益が出てから)。

これだけでも、1万〜2万円は楽々出費を抑えることができます。

 

子どもの教育に大きな費用をかける必要はあるか?

教育は、僕の専門でもありますが、塾や家庭教師に大きな費用をかける必要はありません。

まして、「入れる大学がないから、私学にでも入学させる」なんて、無駄どころか、子どもにとってもマイナスだと思っています。

それは、これまでに1000人以上の子ども達と関わって、彼らが今、続々と大学を卒業し始めていますが、

大卒と名乗る権利を得るために私学に500万円支払ったんだ。

こう表現する子ども達も少なくないのです。

ただ、大学進学を否定しているのではありません。

大学は親が子どもに通わせる場所ではなく、子どもが勉強したくて行くところとして、子育てをしないと、「大卒の権利を購入する場所」になってしまうということです。

もしかしたら、高校生の時には大学に進学するつもりがなく、一旦就職したけれども、やっぱり大学に行きたくなった…となる場合もあるでしょう。

それくらいの寄り道も許容する勇気を大人がもつことが大切です。

我が家の息子の場合は、「本当に大学に行きたいのなら、国公立に合格できるレベルまで学力を高めておいてね。別に目的もないのに大学に行って欲しいなんて一切思っていないから。」

と伝えています。

塾にも一切通っていません。

ただ、日本の政治的背景を踏まえると大学に行く事よりも英語を学ぶことには、大きな価値があると思っています。詳しくは、【外国人の幹部が激増】長期的に見ると働き方が激変(子育てにも影響)をお読みください。

 

出費を抑える最後の手段が起業すること

ここでは、簡単な話をします。

  • サラリーマンは手取り(税を引かれた後)から仕事に必要なものを購入することも多い。
  • 起業している人は利益から仕事に必要なものを購入し、残った部分に対して税を支払う。

というのが、基本です。

分かりやすい事例を挙げて解説します。

サラリーマンの山田さんがコンピュータを購入する場合

山田さんは、年収400万円あるのですが、所得税が20%かかるので、実際に、銀行口座に振り込まれるのは、一年間で、320万円になります。

つまり、80万円の税を支払ったことになります

基本的に、仕事は職場で行うように言われていますが、なかなか職場だけで全ての業務をこなすことができません。

新しい企画などは、家でふとした瞬間に思いつくこともあり、そんな時にすぐに仕事をしたいと思って、コンピュータを新しく購入することを決意しました。

もちろん、このコンピュータの費用は、会社が負担をしてくれる訳もなく、320万円の中から支払わないといけません。

 

起業している田中さんがコンピュータを購入する場合

田中さんは起業をしています。

個人事業主として、通常かかる経費を差し引いても年間400万円残る状態です。

ところが、この度、仕事に使うコンピュータを購入することを決意しました。

せっかくなので、スペックの良いコンピュータを購入し、合わせて周辺機器も充実させることにしたので、100万円ほどかかってしまいました。

これも仕事に必要なものなので、経費として計算すると、この年の申告は300万円になります。

その為、支払う所得税は、10%の30万円になりました

 

田中さんも山田さんも、同じ程度の稼ぎがあるにも関わらず、支払う税がこの様に変わってくるということです。

詳しくは、

を読まれることを強くオススメします。

 

まとめ

お金に関する悩みは、なかなか尽きないものです。

政治家の方々のお金の問題が報道される度に「めっちゃ収入があるのに、欲張りなことをし過ぎやろ!」なんて思います。

ただ、そんな事は、政治家の方々だって十分承知のことだと思います。

それでも、つい悪いことをしてしまう…というのは、お金は魔物だからだと常に思っています。

どちらかというと、ついついもっと稼いで、こんな暮らしがしたい!と思ってしまいますが、魔物に振り回されないように、普段は超質素でありたいと思っています

多分、どれだけ稼いだとしても、質素であることは、魔物から身を守る手段になると思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

ご飯・お味噌汁・ぬか漬け…庭先で採れた野菜でこうしたものを作っていただくお昼ご飯は、見栄えは大したことないけれども、とっても美味しいと心から感じます。

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