数学的に物事を考えるのが好きなマスオです。
FXを学んでいると「資金管理」という言葉をひたすら聞きます。
僕もFXを始めた頃に、○○○○FX!隙間時間にパパッと3万円を稼ぐ!という教材を購入して、ひたすら教材とチャートを見続けたことがあります。
その時にも、やたら「資金管理」という言葉が出てきましたが、当時の僕は、この言葉の理解が甘かったと思います。
様々な本や教材にも資金管理という言葉が書かれていますが、その方法が具体的に紹介されたものは、少ないように感じます。
そこで、僕が行っている資金管理の方法を具体的に紹介します。
FXで許容するリスクを限定的なものにすること
どういうことか、詳しく解説します。
本記事の内容は、こちらの動画でも解説しています。
FXの資金管理は資金を守るための考え【利益は無視】
FXを始めるとついつい、月利50%達成!などの様に利益部分が気になるもの。
Twitterを見ても、凄い利益だなぁと思う方もたくさんいます。
ところが、
という事は、知っておいていいでしょう。
FX-ismの及川さんも、1トレードで100万円以上の利益を挙げていますが、
1日に2%の利益があれば、かなり優秀な日だと言える
と言われていました。
仮に資金20万円でトレードをしているのであれば、1日の利益が4000円を超えてくればかなり優秀だということです。
もし、FX初心者の方が月利50%以上出ているのであれば、素晴らしいことですが、リスクを取りすぎていると思っていいでしょう。
僕なら確実に、ロットを落としてトレードをします。
理由は簡単です。
僕も過去に経験したから。
です。
くどいようですが、爆益を出す人が凄い訳ではありません。
微益でも、ずっと資金を守り続け、長年相場と付き合いができる人が大きな資金を手にしていきます。
月利5%で10年複利で運用すると
元本 | 10年後 |
10万円 | 約3500万円 |
になります。

実際には、この様な運用を僕もしていませんが、資金を守ることがどれだけ重要か伝われば幸いです。
FXも資金管理をすれば溶ける確率は1%未満だ!
実際に僕が行っている資金管理の方法を紹介します。
- 10連敗・20連敗…する可能性は極めて低い。
- エントリーする度にロットを変更させる。
FXは損切りと利確距離が同じであれば勝率約50%
トレードの手数料(スプレッド)を無視すると、損切りまでの距離と利確までの距離が同じであれば、勝率はおよそ50%です。
FXは難しいと言われることがありますが、実は、10連敗させることも極めて難しいのです。
1敗 | 50% |
2連敗 | 25% |
3連敗 | 12.5% |
4連敗 | 6.25% |
9連敗 | 0.2% |
10連敗 | 0.1% |
つまり、10連敗してもメンタル的にブレない程度のリスクにしておけば、かなり精神的にも余裕がうまれます。

じゃあ、
私が仮に20万円でスタートすると言えば、どう考えるの?

人によって許容できるリスクって違うと思うけれど、仮に10連敗して5万円を失うしたらどうだろう?

もちろん、5万円を確実に失うとなれば嫌だけど、もし10連敗して5万円を失ったのであれば、仕方ないなぁって思えそう。
10連敗する可能性は極めて低いですが、最悪を想定してこの様にリスク金額を定めます。
すると、OLちゃんの場合、1トレードのリスクは5000円と定まります。
許容するリスクが定まると、ロット数が決まる

ユーロドル15分足・資金管理の方法(FX初心者向け)
例えば、上の様な場面でショートエントリーをすると考え、損切りラインまでの距離を測ると25pipsだったとします。
許容するリスクは5000円なので、ロット数は0.2ロット(XMスタンダード口座の場合)と決まります。
ところが、スイングトレードをイメージして、次の様にエントリーすると考えた場合には、エントリーできるロットが大きく変わります。
この場合は、損切りがかなり深いので、0.02ロットでしかエントリーすることができないということになります。
つまり、
リスクの金額を一定にさせている
万が一、4連敗して残り資金が18万円になってしまえば、その時点でもう一度許容できるリスクを設定しなおします。
実は、さらにリスクを抑えるためにナンピンも活用
一般的にナンピンはリスクが高く危険だと言われています。
本や教材によっては、ナンピンは絶対に禁止と言われることがありますが、リスクを抑えるために、最初からナンピンを計画することもあります。
例えば、0.2ロットでエントリー可能なところを4分割して、上の様に0.05ロットずつでエントリーすれば、リスクをさらに抑えることができます。
その都度、損切りまでの距離を測り、ロットを計算するのは一手間ですが、感覚的にロットを決めてトレードを行うと、思わぬ損失を食らうこともあります。
そうなった時にメンタルが乱れてしまう可能性があります。

昨日の損失は、絶対に今日取り返すぞ!
こうなった時点で、よほどベテランでない限り、
だと理解した方がいいでしょう。
トレード資金が十分でない時こそ慎重に、トレードごとに資金管理をすることを強く推奨します。
ここまで、資金管理をすれば、すぐに多額の資金を失うことはありません。
万が一、みるみる資金が減る様であれば、明らかに手法、エントリーロジックが悪いということになりますので、この辺りを見直せばいいということになります。
周りの爆益Tweetなどに惑わされないメンタルも大切です。
資金管理と合わせて、期待値という考え方も知っておくと、メンタルにブレが生じることなく、淡々と資金を増やすことができます。
本日も最後までご覧いただきありがとう!
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