数学的に物事を考えるのが好きなMathOです。
FXで勝ち続けるには、当然、
- 自分にあった手法の確立
- 資金管理
- 自分との約束を守ること
がとても重要になります。
今回はこの手法の確立について重要な話をします。
それが、
というものです。
偉そうな言い方をしていますが、僕も全然勝てなかった時期には水平線やトレンドラインの引き方を追求したものです。
ところが勝てる様になって当時を振り返ると無駄な努力をしたなぁ…と感じます。
その理由は、とても単純で、
です。
どういうことか詳しく解説します。
FXチャートのトレンドラインの引き方は様々な考え方がある

FXチャートのトレンドラインの一例
上の図の様なラインをトレンドラインと呼びますが、引き方には様々な考え方があります。
- ヒゲ先を意識してラインを結ぶ
- ローソク足の実態でラインを結ぶ
- ローソク足の中を通して結ぶ
僕の場合は、10年以上、相場と付き合っているために様々なところで、どのトレンドラインの引き方が正しいのか?という話を聞いてきました。
ところが、相場に絶対的な法則はありませんから、どのラインの引き方も正しいというのが、今の結論です。
ある時には、ヒゲ先を意識したラインが効き、ある時は実態を基準に引いたラインが良く効くということもよくあります。
実際に、どのラインの引き方がもっともしっくりくるのか、500本以上チェックしたことがありますが、大差を感じませんでした。
実はそうなるのは当然のことだったのです。
FXトレーダーが見ているチャートは人によって様々に異なる
FXのトレードをするにあたり、利用する証券会社は様々です。
証券会社の数は、世界中を見ればかなりありますので、全てを挙げることはできませんが、様々な状況を考慮して、実際に口座開設をしてもいいなぁと思った証券会社をまとめておきます。
国内業者 | 海外業者 |
OANDA JAPAN | XM(メインで利用している) |
IG証券 | Tradeview |
YJ FX | Titan FX |
DMM FX | BigBoss |
実際に、チャートを比較してみると若干の違いがあります。

同じ時間帯・通過ペアでもチャートは会社によって異なる(2020年9月21日・週明け5分足)
また、思い切り極端ですが、こんなことも実際にはあるようです。
動画の5:00分くらいのところから、証券会社によってチャートが異なる様子が見れます。
ということは、とても細いところまでこだわってトレンドラインを引いたところで、他の証券会社のチャートでは、若干ズレているということは、十分に考えられます。
例えば、トレンドラインを割ったら、目線を変える(ロング目線からショート目線に変える)という人もいますが、5pips程度の抜けは、まだまだ不確定と捉えた方が良いでしょう。

FXのトレンドラインはチャートをどのタイミングで見るか使用しているだけ
いずれにしても、
- 相場状況によって有効なトレンドラインの引き方は異なる
- 証券会社によってチャートは若干の異なりがある
その為に、トレンドのラインの正しい引き方を追求して、微調整ばかりに注力してもトレードが上手になることはありません。

じゃあ、どんな使い方をしたらいいの?
チャート形状の違いを克服するトレンドラインの使い方【1つの事例】
ここまで、話をして来た理由で、僕がトレンドラインを引く時は結構大雑把です。
しかもエントリーの根拠にも使用せず、環境認識の準備として利用しています。
という程度で見ています。
具体例を挙げて解説します。
このチャートの場合、長い上昇トレンドが続いていました。
もちろん、永遠に上昇トレンドが続くことはありませんから、流れが変わるタイミングを待つことになります。
ただし、流れが変わるのをチャートをずっと監視している訳にはいきません。
だから、この様にトレンドラインを引いて、トレンドラインを割ってきたら流れが変わるかもしれないなぁ…と思うだけにしています。
流れが変わるかも知れないなぁ…ということは、チャートを見る間隔を細かくしたらいいし、まだまだトレンドラインを割りそうにないと思えば、チャートを細かく見る必要がない。
僕の場合は、こんな使い方をしています。
その程度の使い方ですから、トレンドラインギリギリのギリギリの所でエントリーすることもないので、ヒゲを入れる・実態をメインにする・中を通す…と言ったことは一切気にしていません。
まとめに変えて
こんな話をすると、じゃあ具体的に勝てる手法を教えろや!と思われるかもしれませんが、勝てる手法というのは、山ほど出回っています。
中には、酷い手法が数万円で販売されているものもありますが、無料の手法でもかなり優位性が高いものもたくさんあります。
もちろん、僕もこのブログで具体的な手法を紹介しようと思っています。
けれども、FXの世界から多くの人が退場してしまうのは、手法が問題ではないということです。
- もっと勝てる手法があるはず
- もっとロットを挙げたら利益が大きくなるはず
- 前も直感を頼りにして上手くいったから今回も大丈夫だろう
- 前の損切り分を絶対に取り返してやる
こんな気持ちが、自分の中で芽生え、優位性が高いとは言えない場面でもトレードしてしまったり、一攫千金的なトレードをしてしまったりするために、大きく負けてしまうのです。
FXで本当の負けトレードというのは、
この意味が深く分かった時に、本当に勝ち続けることができるようになります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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