「小数のかけ算」の単元では、
- 整数×小数の計算
- 小数×小数の計算
- 小数の分配法則・結合法則
が理解できることを目標にしています。計算の仕方を知るだけではなく、なぜ、その様に計算するのかも、あわせて理解して欲しいと願っています。
整数×小数の計算
整数×小数の計算、特に筆算をする場合には、結果として小数点をそのまま下に降ろせばいいのですが、その様に理解してしまうと、後の小数×小数でつまづいてしまいます。
整数×小数の計算の段階で、なぜ、その位置に小数点がくるのかを理解することが重要です。
整数×小数の計算の仕組み
整数×小数の筆算の練習
筆算の練習をしている時に、0を斜線で消すように言われることがあります。なぜ?と思った人は、【小学生・算数】なぜ、小数の筆算で末尾の0を消す必要があるの?を参考にしてください。

【小学生・算数】なぜ、小数の筆算で末尾の0を消す必要があるの?
小学校で学習する小数の筆算で、なぜ0を斜線で消さないといけないのでしょうか。本来は、「0を消しても消さなくても良い」のです。その理由を詳しく解説しました。参考にしてください。
整数×小数の量感をとらえる
子どもにとっては、かけ算をしたのに積が小さくなるというのは、不思議なようです。
この感覚を払拭するのに役立てていただければ幸いです。
小数×小数の計算
小数×小数の筆算をする場合、小数点の位置が筆算上で揃わないことも出てきます。その理由をただ、機械的に「小数点以下の位が〇桁だから…」とするのではなく、整数×整数の場合と比較しながら理解できる様にプリントを作りました。
もちろん、他にも考え方がありますが、今の時点では、整数のかけ算と比較するという考え方のみを取り扱っています。
小数×小数の計算の考え方
小数×小数の筆算の練習
小数点の位置を固定化すると、子どもは機械的に処理をします。
ですから、敢えて小数点の位置をバラバラにしたり、整数×小数の計算も織り交ぜています。
小数の分配法則・結合法則が使えるのか確かめ、活用する
小数の分配法則・結合法則を確かめる
小数の分配法則・結合法則が使えるのか確かめる考え方については、【小学5年算数】小数でも分配法則・結合法則が成り立つことを確認する方法をご覧ください。

【小学5年算数】小数でも分配法則・結合法則が成り立つことを確認する方法
小学5年生の算数では、小数が含まれる場合にも分配法則・結合法則が成り立つことを学習しますが、「そういうもの」で済ませていないでしょうか。実際に、分配法則・結合法則が利用できそうな場面を作り、確かめることは、勉強を楽しむ上で、とても大切です。
小数のかけ算を活用する問題(文章問題)
(今後、製作予定)