インターネットの発達のおかげで、これまで表に出にくかった情報もバンバン表に出てきます。
もちろん、ネットの情報なので信憑性が…という問題はあるものの、じゃあ、テレビ局の情報は真実か?と言うとそうとも限りません。
時々、情報が多過ぎて良くない…という事が言われますが、多くの情報があり、様々な考え方に触れられるからこそ、社会構造の歪みに気付くことができます。
最近で言えば、
こんな表現が聞かれるようになりました。
また、公務員の世界では、そんなに偉い人でなくても、上級国民的な扱いというのは、あるものです。
そんな社会構造の歪みを見ながら、これからの生き方を考えてみましょう。
結論を言えば、
ということです。
そもそも上級国民・下級国民って何なのか?
上級国民・下級国民ってネットスラングですから、明確な定義はなされていません。
それでも、なんとなくこう言うことかなぁ…って感じることができると思います。
上級国民って、こんな方々だろうと思っています。
- 社会的地位が高い人(政治家・大企業の役員・医師・弁護士など)
- 収入が多い事業家
- 有力な人脈をもっている人
特に社会的地位が高い人は上級国民らしい対応をお国にしていただいている様な気がします。
反対に、これらに該当しない人は、下級国民ということになるのでしょう。
法律なんて関係ないのか!上級国民のパワーが見える事例
池袋の交通事故の話は、まさに上級国民らしい処理がされたことは記憶に新しいでしょう。
もちろん、他にもたくさんおかしな事例があるので、紹介しましょう。
石井浩郎はおとがめなし!
投資をされた事がある方なら分かると思いますが、証拠金って超重要で、証拠金が無くなれば問答無用で投資の世界から退場しなくてはいけません。
ところが、今回、石井議員の証拠金不足は、JPアセット証券が負担をし、金融商品取引法が禁じる「特別の利益提供」に当たるとして証券会社が行政処分されることになりそう。
石井議員は、この穴を埋めて「勉強不足だった」と謝罪で終わり。

凄い力だなぁ…
石井議員が自民党じゃなかったらどうなんだろう?
小渕優子3億円以上もの裏金はどうなった?!
さすが、元総理、小渕恵三の娘という印象の出来事でした。
裏金を3億円以上も動かし、捜査が入ると証拠隠滅のためか、PCハードディスクをドリルで破壊したともいわれていました。
結局、小渕優子の秘書2人が有罪となり、小渕優子本人は何もなし。
凄いのは、佐々木委員長がこう述べたこと。
「責任は重いだろうが、政治家としてがんばってほしいという意向は感じてもらえると思う」
本人も
「会見前に後援会から『群馬のためにがんばれ』と決議をいただいた。身を粉にして働いてまいりたい」
と述べて終了…。

責任は重いだろうが…って
それなら責任をとらないといけないんじゃない?
もし、私が似た様なことをしたら即逮捕されそう。
僕の目の前でも明らかな違法行為が平気で行われる社会
僕はもともと教育公務員でしたが、明らかに公職選挙法違反となる行為を見てきました。
当時、教育長だったK氏は、市長選に出ることを決めました。
当然、選挙運動は必要なのですが、投票日を直前に控えたあたりから、K氏と交流の深い学校の職員は、選挙運動をする様に言われたのです。
明確に「選挙運動をしてくれ」という指示ではありませんでしたが、次のことをする様にお達しがあったのです。
- 有権者の家庭に電話をいれて選挙にいくことは大切だと伝える。
- 選挙にいくならK氏に票を入れるようにお願いをする。
ところが、公職選挙法には次の様に定められています。
公務員がその地位を利用して選挙運動をすることは全面的に禁止され、また、候補者の推薦、後援団体の結成に参画するような選挙運動とみなされる行為をすることも禁止されていること。(公職選挙法第一三六条の二)
あまりにもバカバカしいお達しなので、一切関わりませんでしたが、K氏のお達しを聞かなけれbなならない人もいました。
それは、出世を視野に入れている人と臨時講師です。
臨時講師の方々は任期が定められているので、なんとしてでも、次の教員採用試験にパスしたいという方がほとんどです。
彼らは、結局、K氏のお達しの通り行動するしかありません。
投票日当日も学校に集められ、コールセンターの人の様に電話をかけまくっていました。

校長先生、これって公職選挙法違反じゃないですか。

まぁそうだろうけど、教員という立場を明かさずに電話しているやろ。
それに、ワシの立場を考えてみてくれ。これ、断れん話やろ。
この話は結局、外部には漏れなかったのか、K氏が叩かれることはありませんでした。
K氏は現在もなお、のほほーんと市長の座を維持しています。
テレビに出るような上級さないような人でも、結局は見えないところで上級扱いされていることは多々あるように思います。
問題は、圧力に適当に合わせる人が教育をしていること!
本当は、教育って「正しいもの」であるべきです。
この「正しさ」は時代と変化するものですが、明らかに間違ったことだと分かっていても、それに加担しなければならない様な組織が、人権だ!学力だ!と語っているのです。
子ども達は、上手く表現はできないけれども、大人の矛盾点は敏感に察知しています。
だから、近年では学校の価値もどんどん低下してきているのでしょう。
これまでは、権力・財力がある人や組織についていけば、なんとか生きていくことはできましたが、こうした風潮は、もう終わりを迎えています。
僕は、ある子どもにこう言われた言葉が忘れられません。
「動きが揃ってない!そこは我慢しろ!」
「もっと大きな声を出せ!そんな声じゃ聞こえん!」
運動が苦手な私にしたら、「動きを揃えろ!」って言われても難しいわけ。結局はさぁ、運動会や学芸会でいい演技なんかを親に見せて、「いいクラスだね」って先生が評価してもらいたいだけでしょ。私ら、道具みたいなものよ。
これまで、当然と思っていた価値観が大きく崩された瞬間でした。
「いいクラスだね」って言われることなんかより、彼女が言う様に、クラスの全員が自分の理想に少しでも近づけることの方がはるかに重要なのです。
僕も大きな組織の圧力に飲み込まれていたのです。
上級国民が悪いことをしても裁かれない…というのはもちろん大問題です。
しかし、誰でも環境に飲み込まれ、過ちを犯してしまっているかもしれないのです。
でも、経済的にも時間的にも自立さえしていれば、自分基準で判断を下すことができます。
経済・社会的地位から解放されるために自分の足で立て!
僕の場合は、彼女の言葉をどうしても忘れることができず、それを克服しようと努力してきたつもりです。
でも、残念がら教育の方向は、ますます子どもを道具として見るような方向に進んでいきました。
このまま自分の気持ちに嘘をついてまで仕事はしたくないと思い、退職を決意しました。
が…
- 社会的地位は一気になくなる
- 600万円程度の年収がなくなる
この恐怖に縛られていたことは、事実です。
幸い家族の了承も得られ、結局行動に移すことができたのですが、この時に経済力の強さを痛感したものです。
きっと、多々思うことがあるけれども、経済力や社会的地位が邪魔をして、自分を誤魔化しながらジッと耐えている方も多いはずです。
けれども、真面目にコツコツと誰かの為になることを続け、発信をしていれば収入を上げられる時代になりました。
もちろん、収入を上げるだけでは、経済的・時間の自由は手に入りません。
を常に頭において、少しずつ前進することが必要ですが、これは、特別な能力がなくても誰もが実践できることです。
僕で何かお役に立てることがあれば、お気軽にメッセージをください。
バックエンドとして、高額なコンサルを売るようなことはしませんから。
知識や経験って提供するものであって、儲けるための道具ではないと思っていますから、駆け出しの個人をターゲットにした高額コンサルなんか大反対派なんです。
橘玲さんの視点って面白い…
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