実は、私は自分が何歳なのか分かりません。
ついでに言うと、二人の息子がいますが、息子の誕生日も覚えていません。
えっーーーー!
そんなのってあり得ないでしょ。
ダメでしょっ!
そうなんだよ。
息子を連れて病院に行ったら息子の誕生日を聞かれて困ったんだ。
こうした日付、スケジュールの管理は多くの人ができて当たり前!っていう社会なんだろうけれど、できない人も意外と多い気がします。
開き直るってわけじゃないけど多くの人ができるから、誰もができて当たり前って考えるのは辞めよう!
さらに言えば、
って話をします。
この記事を読むと分かること
- 偉大な人もできないことが多かった
- 何もかもできない人もいなければ、何もかもできる人も存在しない
- できない所がある場合の対処法
- できない事が社会貢献になるとは?
実は偉大な人ほど苦手な事が多いのかもしれない
押し寄せる感情の量が人より多く、それを抑えようとはせずいつも感情がほとばしり出てくる。仕事をしていても理屈に合わないことが起こったり、手を抜いたりすると本気で怒る。その激しさゆえ、ときに部下を殴ってしまうこともあったという。
佐々木常夫著
感情的になり、部下を殴ってしまう…この側面だけを見れば最悪の上司ということになりますが、これは、本田宗一郎氏のことです。
彼はずっと、単純な計算ミスが多かったといいます。
かんたんな数字や記号を覚えるのも苦手で、覚える気すらなかったのだそうです。
「調べればわかることを覚える必要はない」といい、自宅の電話番号すら暗記していなかったのです。
これは、誰もが知っているアインシュタインのことです。
そういえば、僕も自分の携帯電話番号は知っていますが、自宅の電話番号は知りません。
ここで大勢を紹介することはできませんが、何かに特化した力を発揮する人は、何かの能力が不十分なような気がします。
もちろん、「生きやすさ」という視点でみれば、様々なことがバランスよくできる人の方がいいのでしょうが、何かが極端に苦手という方は、その分、何かが得意なような気がします。
何もかもが苦手という人もいないが、全てが得意という人もいない
自分にできないことがあると、そこが気になってしまいます。
では、周りの人は、全てのことがスマートにできているでしょうか?
学校の先生はどうでしょう。
名のある大学を卒業されて、スポーツでも国体に出場したという同僚はたくさんいました。
つまり、勉強もよくできて、スポーツもよくできる…というエリートも多かったのですが…
なぜ、現代の子どもは、少し複雑な話になると理解できないんだ?
わたしには、なぜ、分からないのかが、分からないんだ。
いやいや…星の位置が1万光年って言われても不思議でしかありません。
だれも1万年も生きていないのにどうやって計測したんだ?って思います。
様々なことがスマートにできる方は、スマートにできない人の気持ちが理解しにくいようです。
教師の世界だけを見れば、浪人した、一度企業に就職した、世界の旅をしていた…こうした、スマートではない生き方をされてきた先生のクラスが、活き活きしていた印象です。
ということは
っていう見方もできそうです。
つまり、全てのことができる人というのは存在しないのだから、できない事があってもいいんじゃないかなぁっと思います。
苦手意識が強い時の具体的な対処法とは?
僕のように、日付がよくわからない、そもそも興味すら湧かない…っていうのは、社会的に致命傷です。
10月16日の予定だったのに、9月16日に予定の場所に行って、あれっ?おかしい…なんてこともあります。
自動車運転免許の更新も
すみません。
更新の期限が迫っているのに、ハガキが来ていないんです。
でも、今日、更新は可能ですか?
運転免許証を見せていただけますか。
あら………。
更新は来年に行っていただいたら大丈夫ですよ。
年休をとってまで、運転免許センターに行ったのに…。
こんなことがある度に、落ち込みました。
そこで、もう、日付や時間管理については無能だ!と宣言することにしたのです。
STEP1 自分が苦手・できないと思っていることを言う!
すみません。
僕は、日付とか時間などの管理が無能なんです。
それなりに付き合いがある相手なら、「それなら、前日の夜にメッセージするから忘れんときや」などと、言ってくれます。
ほとんどの方が、ちゃんと前日や当日の朝にメッセージをしてくれますから、ダブルブッキングさえなければ、問題を回避することができます。
あとは、極力予定を入れない努力をしています。
友達関係であれば、こうしたことを言いやすいのかもしれませんが、更に重要なのは、仕事関係です。
STEP2 できない部分は仕事であっても相手にお願いする!
仕事となると、「時間管理が無能です」とまでは、なかなか言いにくいものです。
ですが、この様に話しています。
ただ、心配なのは手帳をたまたま見るのを忘れて予定をすっぽかさないかどうかってことですね。
大事な約束ほど、力が入ってそういうミスが起きやすいですから。
とことん、あなたとの約束が大切だということを強調します。
そうすると、ほとんどの方が、「じゃあ、当日にLINEでもしようか。」と言ってくれます。
さらに、付き合いが長くなってくると、時間管理をお客様にお願いすることがあります。
特に海外とのやりとりもありますから、時差を含めてスケジュールを調整するなんて、僕にはお手上げです。
結局、スケジュールについては、お客様がGoogleカレンダーに全部記載してくれて、アラームまでセットしてくださっています。
このスケジュールの調整をしてくださっているお客様はこう言ってくれました。
だから、調整は私がしたらいいんです。
しぶやんは、その代わりに仕事に集中して、よりいいものを作ってね。
お互いにできることをした方が効率がいいじゃない!
当たり前の話ですが、この言葉に救われたような気がしました。
学校って5教科の勉強ができる子どもが凄くて、偏りがあると、苦手部分を克服しないといけない…って風潮がありますが、本当にその必要があるのでしょうか。
苦手なことや失敗を言えば、助けてくれる社会もある!
実は、できない自分を責めて、落ち込むことは簡単なことです。
反対に、できないことを「できない!失敗した!」ということの方がはるかに難しく、勇気ある行動だと思います。
先日、こんなTweetをたまたま見かけました。
アドセンス申請から13日目にして不合格が😱💦
— にこ@専業主婦ブロガー🌸WPにお引っ越し中 (@nikoblogmemo) September 13, 2019
理由は『コンテンツが存在しない』💦
申請したの早すぎたんだろうな〜💦
またコツコツ修正頑張ります😢💦 pic.twitter.com/RN0qHkV9mL
以前に、にこさんのブログを見た時に、優しい人柄が溢れている記事だったので、なぜ、アドセンスに落ちてしまったのだろう、と気になったのです。
でも、そんな心配は必要ありませんでした。
彼女のリプには、たくさんのアドバイスや応援のメッセージが入っています。
つまり、できない事を言うのは、活躍できる人を増やすことでもあるのです。
こんなTweetをみると、「人」ってやっぱり助け合うのが好きな生き物なんだって確認することができました。
ついつい、僕たちは、あれもこれもできてしまう自分を求めてしまいますが、誰もが何でもスマートにできてしまうと、活躍させてもらう場が減ってしまうことにもなります。
だったら、僕のように自分の年齢もよく分からないし、息子達の誕生日を知らないってことも、まぁいいじゃないか!と思えるのです。
あっ、でもこの話、頑張らなくていいですよって話ではありません。
苦手なことを克服したい人は、全力で取り組んでほしいと思います。
まとめ
- できない事がある場合、言い方を考えれば勝手にフォローしてもらえる
- 苦手なことを無理に克服するより、誰かにやってもらう方が効率はよい
- 仕事があるというのは、それが苦手だと感じている人がいるから
- 苦手・失敗を表現することは、他人に活躍する場を作ることになる
ついつい、できない自分を責めてしまうなぁ…という方は、自分の子どもの誕生日も覚えていないおっさんか、にこさんのTweetを思い出してくれると嬉しいです。
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