2021年7月13日。
世間では、コロナのデルタ株が話題となっているようです。
もちろん、コロナの状況と経済とは深く関係するので、適度にチェックをしていますが、こうした騒ぎの間にも、次々と新しい動きが出てきています。
今回は、
という政府の目標について考えていきます。
僕は、この方針に対して、大きな危機感を感じていますが、この危機をうまく利用すれば、大きく飛躍できるチャンスにもなると考えています。
2030年の目標ですから、
- 現在、20代・30代で仕事をされている方。
- 現在、中高生・大学生の方、または子育てをされている方。
が直接大きな影響を受けるだろうと考えています。
その結果、
ということが起きます。
私の家にも、高校生の子どもがいるの。
これから、この新しい目標と子どもがどう関係するのか教えて。
外国人幹部が増えるとはどういうことなのか?
外国人の企業経営者や経営幹部者をこれからどんどん受け入れるという方針です。
最も分かりやすい例が「カルロス・ゴーン氏」ではないでしょうか。
僕は、先にも触れた様にこの動きが強まることは、危機的な状況になると考えています。
ただし、外国人幹部が増えることを視野にいれておくことで、危機がチャンスにも変わります。
どういう事か詳しく解説します。
喜んで働く人とイヤイヤ働く人の出現
外国人のコンビニスタッフを見かける機会が、ここ数年でどんどん増えてきました。
一方で、日本の大学生に「コンビニのアルバイトでもしたら?」という話をすることがありますが、「大して時給が良いわけでもないのに大変」という答えが返ってきます。
何でもない様なことですが、これが日本の会社の衰退の大きな原因になります。
その根底には、
ということがあります。
ここから、あなたはコンビニのオーナーとしてこの話を読んでください。
OH! 日本のコンビニって、すごい時給がいいね。
私、頑張りますよ。何だってやるからね!
コンビニのバイトって1時間900円〜1000円程度でしょ。
なにか他にいいバイトを探した方がマシじゃない?
非常にざっくりですが、全体的にこうした雰囲気があるわけです。
あなたならジャクソンさんとたかしくんのどちらを雇いたいでしょうか。
多少、文化や言葉の壁があったとしても、一生懸命に働いてくれそうなジャクソンさんの方が気持ちよく雇えそうです。
ベトナム出身のジャクソンさんにすれば、日本のアルバイト代は驚異なわけです。
ベトナムの物価が分かる事例(2020年) | |
ポカリスェット | 約50円 |
タクシー(1kmごと) | 約80円 |
家賃(管理人のいるマンション) | 5万円程度 |
一概に、ベトナムの物価は日本の半分…などと言うわけにはいきませんが、現在の日本人の感覚にすれば、コンビニでアルバイトをすれば1時間1600円〜1800円程度貰えるようなものです。
ジャクソンさんが喜んで働いてくれるのも十分、分かります。
ただし、良いことばかりではありません。
安い賃金でも喜んで働いてくれるのは嬉しいけれど…
外国人の労働者を迎えて、最低賃金で働いてもらっても喜んでもらえるのは、コンビニのオーナーのあなたからすればとても嬉しいことです。
ただ、
という思考になってしまい勝ちなのもの大きな問題です。
本来なら、会社・お店というのは、生産性の効率を追求することで大きく成長することができますが、そういったことを考えなくても当面はなんとかなるということです。
ここで言う当面は、精々10年〜20年程度のことで、先に挙げたベトナムだって経済成長をしていますから、物価はどんどん上昇しています。
日本が本来の努力を怠っている間に、追いつかれるという事は十分想定できます。
ここまでは、一般的な外国労働者を迎えるという視点で話をしました。
では、外国人の経営者幹部を迎えるとどの様な変化が起きるでしょうか。
外国人の経営者幹部を迎えることで変化すること
外国人の経営者幹部を迎えると会社は次の様に変わることが考えられます。
- 社内の文化が多様に変化
- 努力よりも結果主義的になる
- 社内言語に英語が用いられる場面が増える
パッと考えただけでも、これだけの事が思い浮かびます。
社内の文化が多様になることは良い側面もありますが、日本独自の文化が薄れてしまう危険性も十分にあると考えられます。
例えば、英語には「いただきます」「恩義」などという言葉が存在しません。
つまり、日本には、「感謝をする気持ちや内面も十分にみる、過去の関係を大切にする」と言った文化が根付いていますが、結果主義的な分かりやすい見方に変わる可能性は十分に考えられます。
また、幹部が外国人になる可能性も高いために、英語で言葉のニュアンスが理解できた方が圧倒的に重宝されることは、十分に予測できます。
ここで、次の様な選択肢が生まれてきます。
- 日本の文化はとても大切だ!欧米化に対抗してやる!
- 日本の文化はとても大切だけど、英語も学んでおいた方が良さそうだ!
当然、2の方がこれからの社会では、適応範囲が広いということが分かります。
では、どうやって英語を学ぶのか?
【教え子の事例】小学校1年生で英検2級を合格した勉強方
僕の教え子に、小学校1年生で英検2級に合格したという強者がいます。
彼女の場合は、日本で生まれ、3歳に海外に移住したために、英語を学ぶ素晴らしい環境があったことは確かです。
ただ、彼女も4歳の時点では、日本語の方が堪能で、英語の理解が苦しかったそうです。
そこで、行なったことは、
- 英語のアニメを繰り返しテレビで流す
- 現地の友達とたくさん遊ぶ
たったこれだけです。
まさに、習うより慣れろ!方式だったのですが、みるみる英語力がつきました。
ぶっちゃけて言えば、文法なども知らない幼い子が、たった3年間で英語力をつけ、同時に日本語を話す力も低下させなかったのに、日本では、中高生が6年間もかけて英語を勉強するにも関わらず、実用できる人はほとんどいないのです。
この問題は、以前から教育業界で言われ続けていますが、教育カリキュラム・方針などが変わる気配がありません。
だからこそチャンスでもあるわけです。
公立学校でさえも、今は、テストの平均点、有名校の進学などがお手柄の様に言われる様になってしまいました。
見方によっては、「学問や勉強の概念を歪んだ形で教える場」にも見えてしまいます。
今日紹介した、「外国人幹部をより多くお迎えすること」は、方針としては、日本にとってよくない方向だと思っています。
ただ、この流れを止めることはできそうにないので、
- 既存の常識的な考え方を捨てる勇気をもつ
- 自分のスタイルで英語(語学以外でも)を学ぶこと
が、豊かに生きるには必須だということです。
僕の場合、教諭を辞める時には、全員に「どうやって生きていくの?」「絶対無理」と言われました。
でも、今はありがたいことに、仕事は全く追いつかないくらいに増える一方ですから、「絶対無理なことはない!」と確信しています。
最後までお読みいただきありがとうございます。
言語の発生って、自然発生的であって、文法は後付けなんだということを踏まえると、必然的に学習スタイルが見えてくるのになぁ…と思います。
先日、3ヶ国語がペラペラの教え子に「Bonjour」と言った途端に爆笑されました。
どうやら発音が無茶苦茶だったみたいです。
こんなことをしている方がずっと楽しいです。
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