長年、学校教育の現場にいたので、塾代についての悲鳴はたくさん聞いてきました。
夏期講習なんて20万円もするんです。
私の月給が全部消えてなくなります。
何のために働いているのか…
あなたも似たようなことを感じたことがあると思います。
子どもの教育のためとは言っても、塾の費用に毎月2万円以上支払うなんてあまりにも勿体ないと思います。
ちょっとした工夫で塾の費用は、大きく削減できますから…。
息子も「塾に行きたい!」と言いましたが、1教科しか受講を認めていません。
それでも、めきめきと成績は上がり、地域で1番人気の高校にすんなり入りましたので、ここでは塾代を圧倒的におさえる方法を紹介します。
こんな記事を私が書く理由は、塾の費用があるために生活が苦しめられている…という方もたくさん見てきたからです。
この公式でいうと、当然、支出の削減ということになります。
この記事を読むとこのことが分かる
- 塾に支払う費用を抑える2つの方法が分かる
- ローコストで学習する方が効率的
- ある程度は、独学で苦しむことが大切な理由が分かる
早く知っておきたかったなぁ…
今すぐにでもできることはたくさんありますから、どれか一つでも実践されるといいと思いますよ。
塾代を抑えるために知っておこう!学習塾が喜ぶことは何か?
前提として、学習塾が喜ぶことは何か?を考えることは大切です。
もうお分かりでしょうか?
××大学現役合格10名…
って言いたいわけです。
この実績をもとに、学習塾は次の年度への集客に挑むのです。
このことを念頭に入れておけば、塾によっては費用を大きくコストを削減することができます。
塾代を削減するための具体的な方法2つ!
現状の成績によって、打つ手は少し変わってきます。
学習塾には仕方がないから通ってあげる…というスタイルをとる
これは、ある程度の学力が必要になりますが、僕自身も実践してきたし、教え子も数名は、実践してきました。
先に触れたように学習塾は、春に実績をデカデカと掲げたいわけです。
ですから、中学校・高校でまぁまぁ上位の成績が維持できているのなら、
と交渉するわけです。
塾も競争が激しい業界ですから、成績がよく、実績に貢献してくれそうな生徒は喉から手が出るほど欲しいわけです。
成績が証明できる様な模試の結果などを持参して、いくつかの塾を巡れば、半額または、全額免除で通うことが可能になります。
この時、地域でもっとも人気のある塾は、対応が厳しいですが、二番手・三番手や小規模の塾であれば、検討して貰える可能性は高いです。
僕が高校生の時には、この方法で3つの予備校を無料で自由に活用させて貰いました。
教え子も半額免除で塾に通った子どもは結構います。
いずれにしても、1日〜2日かけて交渉するだけで、何十万円もの出費が抑えられる可能性があるので、挑戦する価値はありそうです。
でも、うちの子は成績もよくないの…
じゃあ、次は成績がよくない子どもはどうしたらいいのか?
紹介しますね。
当然、学習塾は多くの授業を受講するように勧めてきます。
学習塾の体勢にもよりますが、大抵の学習塾は、多くの授業を受講するように勧めてきます。
息子さん
数学はまぁまぁですが、英語と社会が厳しいですね。
夏休み明けから、受験までの期間は英語と社会も受講した方がいいですよ。
このままでは、志望校の合格が厳しいですから。
ビジネス的に言うと、こうして客単価を上げてくる戦略が見られることがありますが、志望校の合格が厳しいという殺し文句にのると、費用はかさむ一方です。
断固として断っていいのです。
じゃあ、厳しい状態の英語と社会はどうするのか?
自習室をフル活用すればいいだけです。
大抵の塾には、自習室があり、そこには塾講師が常駐していますから、彼らに質問をしまくれば、丁寧に教えてくれます。
君は社会の授業を受講していないから、その質問には答えられないよ。
こんな対応をする塾であれば、サッサと辞めて、親切に教えてくれる塾に乗り換えればいいだけのことです。
一科目だけ受講していれば、他の教科だって学ぼうと思えば、いくらでも学べるのです。
世界最高峰の授業だってもはや無料の時代
早稲田大学も授業動画の無料配信を本格的に開始することを宣言されました。
昨年11月に発表したWaseda Vision 150の核心戦略のひとつである「教育と学修内容の公開」では、2032年までに全授業を学内外に公開することを目標として掲げています。
(早稲田大学 http://course-channel.waseda.jp/about_wcc.htmlより)
また、海外の有名大学、スタンフォード大学・ハーバード大学などの授業もオンラインで受講できるように配信されています。
これは、どういう事を意味するのか…?
様々な解釈ができますが、僕はこう思っています。
お金があるから、ないから…ということは関係なく、学べるチャンスが広がってきています。
これは、素晴らしいことと同時に、昔の様に「うちは貧しい家庭だったから…」という言い訳ができない厳しさも感じられます。
つまり、自分が学びたいか? 学びたくないのか?が、問われる時代という風に思っています。
実際に、中学・高校の学習だって超格安で学べるサービスがある
勉強をしたいけど、分からないから塾で教えて貰う…。
この選択肢もいいですが、塾に行けば分かるようになるのか?という問題点があります。
もちろん、十分な経験をもち、教えることに長けた講師の先生もいらっしゃいますが、大学生のバイトの講師の先生もいらっしゃるのが現実です。
要するに、これは学校の担任の先生と同じで当たり外れがあるとことです。
ところが、この後に紹介する様な格安のサービスは、かなり研究がされた上でコンテンツが作られているのです。
効率よく学習して5教科の学習を月7000円代で済ます方法
最近は、ネットを使った格安サービスもたくさん見られますが、とにかく学校の成績をもう少し上げておきたい!というのであれば、進研ゼミ一択です。
その理由を公立小学校の教員だった僕の視点から、詳しく解説します。
小学校・中学校の先生は結局進研ゼミの問題を見てテストを作ることが多い
進研ゼミ・中学講座などの案内を見れば、この様なことが書かれています。
その理由を説明しましょう。
近年は、「子どもの学力の向上」が重要だと言われています。
学校現場にも、文部科学省や教育委員会からうるさいほどの通達がやってきます。
そして、学力の定着をチェックするのに「全国学力・学習状況調査」なとといったテストが行われるようになりました。
このテストの結果は、教育委員会も学校もかなり重視します。
今日は六年生が全国学力・学習状況調査テストですから他の学年の授業は静かにするようにしてください。
これほど、校長先生も気合いが入っているのは、昨年度の結果と比較して、学力が大きく低下してしまうと、委員会に呼び出されてしまうという罰ゲームみたいなものが待っているからです。
当然、担任にも結構な圧力がかかります。
と、なると担任はどんな行動にでるか…?
- 全国学力・学習状況調査前には、過去問を宿題に出したり、授業で問題に慣れる時間を作る
- 長期的にとらえる先生は、日常的に全国学力・学習状況調査を意識した授業を行う
全国学力・学習状況調査の計画や採点に関わる会社はベネッセであることが多いです。
文部科学省が委託した会社を過去に遡ってみていきましょう。
小学校6年生を対象とした調査を委託された業者は
平成24年 | 株式会社ベネッセコーポレーション |
平成25年 | 株式会社ベネッセコーポレーション |
平成26年 | 株式会社ベネッセコーポレーション |
平成27年 | 株式会社ベネッセコーポレーション |
平成28年 | 株式会社ベネッセコーポレーション |
平成29年 | 株式会社ベネッセコーポレーション |
平成30年 | 株式会社ラーンズ |
(文部科学賞HPより)
実際に、学力調査テストの問題がどんな工程を得て、できあがるのかは知りません。
けれども、これだけ学力調査テストの採点に関わってきたのですから、どんなところが躓きが多いかということは、ベネッセなら知っているだろうと推測できます。
だから、教師の時は進研ゼミ(ベネッセ)の問題集や解説をよくみたものです。
もちろん、小テストを作ったり、練習問題を選ぶのも進研ゼミ(ベネッセ)を参考にしたので、似た問題が出るというのは当然のことなのです。
できるから楽しい・好きになるというケースは多い
「勉強が嫌い」という子どもが、「算数は好き」になるような瞬間は、たくさん見てきました。
やったなぁ!
算数100点じゃないか!
こりゃ、これからが楽しみだなぁ。
そうやろ!
わたしなぁ、ほんまは算数好きやねん。
算数が苦手だったみかちゃんが、テストでいい結果だった日には、即みかちゃんの家に電話したものです。
お母さん!今日はいい日ですから、みかちゃんが帰宅するのを楽しみにしておいてくださいね。多分、自慢することがあるから、絶賛してあげてくださいね。
こうした経験が1・2回もあれば、みかちゃんは「私って算数が得意」って思うようになるのでどんどん力をつけていくことができます。
とにかく、何をやっても成績が伸びない…では、嫌いになる一方ですから、似た問題が出題されやすい進研ゼミ(ベネッセ)を利用して、好きになるチャンスを作ることは、大きな価値があります。
費用は9教科全て学習できて次の通りです。
小学6年生 | 5,626円 |
中学1年生 | 5,871円 |
中学2年生 | 5,999円 |
中学3年生 | 7,383円 |
(進研ゼミ中学講座のページより 消費税8%現在の状況です)
毎月、2万円・3万円…も支払わなくても、進研ゼミでも十分、手厚い対応をしてもらえます。
最後に…大人の覚悟がとても大切だということを知ろう
小学校高学年にもなると、子どもは大人の様子もしっかりと見ています。
「おかんが、塾に行ったら安心するから塾に行ってるだけやで…」
「塾に行ったら、テストの予想問題が貰えるからなぁ…」
と言って、塾に通っている子どももたくさんいます。
たったそれだけの価値の為に、毎月何万円も支払うなんて、僕にはできません。
ですから、息子にはこう言ってきました。
自分のしたいことがあるなら、それに全力を尽くせ。
僕は、やりたいことがあるから、教師を辞めたけれど、目標を達成するまでは、テレビは見ない。遊びにも行かない。隙間時間があれば、本を読む。
行きたい高校があるなら、何年かかってもいいからそこに行け!
滑り止め、一応…って考え方で高校受験をする必要はない!
僕がそれを実践しているのは、息子はよく知っていますから、こういう話をする度に、「父ちゃんがそういうとマジだからなぁ…」なんてよく言われたものです。
何となく勉強をしておいた方がいいよ…。一応、塾に行っておいた方がいいよ…。っていう時代はとっくに終わっています。
本当に学びたい人は、格安で学べる時代になったのですから、ハングリーな人は、何としてでも学ぼうとするのです。
大学受験をしたいけれども、部活で時間が確保できないという高校生は、朝6時に我が家に来て勉強をしてから、登校するという変な生活をした学生もいます。
やろうと思ったら何だって、できる時代です。
お金が厳しい、塾の費用が高い…と言って、イライラしながら日々を過ごす方が、僕からしたらメリットが薄いなぁ…と感じますから、ぜひ、支出を抑えながら、心のゆとりも確保して欲しいなぁと思います。
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