2021年5月、緊急事態宣言中ですが、マスク着用について考えていきます。
僕は医学の専門家でもありませんから、マスクを着用する・しないの具体的な行動を言及するつもりは一切ありません。
ただ、【公務員になるのは簡単】安定した仕事に就くための基本的な考え方にも書いた通り、僕はこの2年間、ほぼマスクを着用していません。
それは、国の政策に反発しているというものでもなく、
- マスクを着用する意味・効果
- 飲食店の営業を規制するメリットなど
これらが明確にされず、なんとなくで定められた政策になっているためです。
雰囲気・感覚で物事を捉えることも大切ですが、
は何をするにしても身につけておきたいことです。
ここでは、マスクの着用を通して僕がどういう見方をしているのか詳しく解説します。
マスクを着用しよう!と言うのは簡単。根拠の説明は難しい。
2021年5月現在、一般的には「コロナが猛威を奮っている」という認識です。
緊急事態宣言も発令されて、大変な状態なので、「感染拡大を抑えるためにマスクをしましょう。」というのは、確かにそうだよなぁ…と感じさせられる呼びかけです。
マスク着用は法で定められていないが実際には結構強制力がある
僕が関わっている子ども達の話を聞くと、マスクの着用が学校では強制させられているということです。
文部科学省のガイドラインには次の様に書かれています。
児童生徒等本人が暑さで息苦しいと感じた時などには、マスクを外したり、一時的に片耳だけかけて呼吸したりするなど、自身の判断でも適切に対応できるように指導します。
とは言っても、実際には、マスクを正しく着用するように指導がされています。
また、2021年のセンター試験では、次のようなことがあり、世間を賑わせました。
ここまで来ると、なかなかの強制力を感じます。
ただ、マスク着用がどの様な意味をもち、効果がどれほど期待できるのか?という説明がなされていないまま、マスクを着用しよう!という雰囲気が見事に作られたのです。
これまでの歴史を振り返ってみると、「大安は素晴らしい日」「仏滅は悪い日」と当たり前のように言われてきた社会と重なるような気がしてなりません。
マスク着用が法律で義務化されていないにも関わらず、強制力をもつのであれば、やはり明確な根拠が必要ではないか?という見方もしたいのです。
マスクを着用することでコロナの感染拡大は防げるか自分で確かめる
生活をしていて、重要だと感じることは、正しいかどうかを見極めるようにしています。
医療の素人ですが、コロナウィルスが体内に入ることがなければ、感染しないということくらいは分かります。
そこで、次の3点については、調べたり、考察しました。
マスクの穴の大きさとウィルスの大きさ
ウィルスの大きさについては、中高生の生物の範囲の話です。
マスクの隙間の大きさを調べれば、マスクが有効的かどうかはすぐに分かります。
実際に調べて見ると次の様な結果でした。
コロナウィルスの大きさ | 一般的な布マスクの目の大きさ |
0.002mm | 0.5mm |
250倍も大きさが異なります。
これは相当な違いで、自動車とトンネルとの関係よりもはるかに違いが大きいので、一般的な布マスクによって感染拡大を防止できるとは考えられません。
マスクに付着したウィルスはどうなるのか?
次に考えたいのは、たまたま、飛沫した唾液などがマスクに付着した場合です。
当然、マスクによってガードできたので、やはりマスクを着用していて良かった!ということになりそうですが、水分はすぐに蒸発してしまいます。
その後は次の様な状態になることが予想できます。
- そのままマスクに付着した状態
- 呼吸によってマスクを通過して体内に入る
- 吐き出した息と共にマスクから離れ、空気中に行く
呼吸は吸ったり、吐いたりの連続ですから、2・3の可能性のどちらが高くなるか、断定することはとても困難だと思います。
しかも、マスク表面には触らない! 新型コロナ7日後も感染力という発表があるくらいですから、一般的なマスクの優位性は感じられません。
満員電車で通勤をされる様な方であれば、マスクがウィルスを溜めるフィルターの様な場所になるのではないか?と考えられます。
2021年になったからこそ言えることは実績
日本人は、とても真面目民族だと日頃から思っています。
マスク着用に対しても、罰則規定がなくてもほとんどの方がマスクを着用し、自分にできることはやろうと努力をしてきました。
それにも関わらず、コロナが落ち着く気配がないどころか、勢いが強くなってきているということは、これまでの取り組みが間違っていたと言えるのではないでしょうか。
マスクを着用しよう!と呼びかけたことがダメだなんて一切思っていません。
最初は正体不明のウィルスだったために、マスク着用を呼びかけるのは当然だと思います。
ところが、しばらくの期間、取り組んだ結果がよくないのであれば、方針を変更する勇気も大切だということです。
ここまでは、マスク着用について、僕が疑問にもち、素人でも分かる範囲で考えてみた結果を整理したものです。
では、専門の期間はどの様に言っているのでしょう。
専門機関が実験を行なった結果も一般的なマスクは効果が薄い
東京大学医科学研究所は、マネキンに人口呼吸器をつけてマスクの効果を検証する実験を行なっています。
一般的な布マスクの場合は、大きな効果が期待できないことが分かりますが、マスクなしよりは若干、効果があることが分かります。
一番効果的なのはN95マスクを正しく装着した場合であることがこれで確認することができました。
詳しくは、新型コロナウイルスの空気伝播に対するマスクの防御効果に掲載されているので、確認してください。
ということは、
というのは、若干、疑問が残る言葉ということになりそうです。
正しく表現をするならば、
マスクに関しては、こうなる訳です。
なかには、こんな事をわざわざ自分でチェックするなんて面倒だ!という方もいらっしゃると思います。
もちろん、生活に関わる全てのことに対して、仮説を立てたり、論文を調べたりすることは現実的ではありませんが、関心のあることだけでも、自分で調べ、分析するという習慣は、ビジネスをするにしても、投資をするにしてとても重要なことです。
2021年5月現在、飲食店の時短営業の規制が行われています。
先日、久しぶりに用事があってショッピングモールに出かけましたが、多くのお店が閉店してしまいました。
閉店に追い込まれてしまった飲食店の経営者の方々のご家族のことを思うと、辛さも感じます。
「なんとなくそんな気がする」という判断が、大きな問題に発展してしまう…そんな事を強く感じたために、日頃、いろんな事をやっぱり多面的に見ていきたいと思います。
「なんとなく飲食店が危ない」については、また改めて記事を書こうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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