安いコーヒー豆は危険!?安さの裏に隠された秘密

日々の生活に欠かせなくなってきているコーヒー。

もしかしたら、あなたもお茶よりもコーヒーにこだわっているかもしれません。

もちろん、僕もコーヒーは大好きです。

だからという訳ではありませんが、コーヒーにお金を掛けることって大切だと思うのです。

普段は、支出を抑えることばかり考えていますが、コーヒーばかりでなく、農産物や林業などに関わるものには、お金をかけたいなぁ…って思っています。

 

支出を抑えることは重要。けれども、敢えてお金を流すことも大事。
例えば、コーヒー。安くて美味しければ理想的だけど、
僕たちが、安いコーヒーを飲むたびに涙を流す家族がいる。

服も同じ。
安い物が売れる度に、原材料を生産している国の人は薬物・売春の道に走る。
まずは、こういうことを知ること。

 

これは、僕が10年以上投資を頑固に続けている理由とも深い関わりがあります。

もう少し詳しく解説します。

 

目次

安いコーヒー豆は危険!?安さの裏に隠された秘密

僕の知人に、とんでもないコーヒーを淹れる方がいます。

彼は「世界一のコーヒーを淹れる」と宣言し、世界各国で行われる品評会で審査員をされている方との人脈を作り、独自のルートでコーヒー豆を入手し、カフェを営んでいました。

(現在は残念ながら立ち退きの為にカフェは閉店となってしまいました)

久しぶりにその知人に会った時に、何気にこんなことを質問してみました。

マスオ
マスオ

あのさぁ、ホームセンターに行ったらコーヒーの木って売ってるけれども、それを育てたら、美味しいコーヒーになるの?

コーヒーの木が育つ環境は想像を絶する環境

彼は、コーヒーの専門家ですから、話を始めると止まりません。

コーヒーの木が育つ環境は、次を満たさないとダメだそうです。

  • 降雨量は、年間1800mm~2500mmと特別多くも少なくないところ
  • 日当たりが良過ぎず、悪すぎないところ
  • 気温が安定的で平均気温が20℃くいらの地域
  • 土壌が肥沃で、水はけが良いところ

ということで、赤道付近の地域でありながら、高い山の上の避暑地の様な場所でしか栽培できないのです。

さらに、いい具合の日当たりと、水はけの良さも考慮すると、斜面での栽培が多くなるそうです。

一杯のコーヒーができるまで

OLちゃん
OLちゃん

こんなに大変なのに、私たちはコーヒーをこんなに安く飲んでいいの?

コーヒーの栽培の裏側にある闇の世界

コーヒー豆の価格はどうやって決まっているのでしょうか。

多くは「先物」です。

先物とは?
農作物は天候などによって大きく価格変動してしまいます。これは生産者にとっては不安材料でしかないために、収穫される前に価格を決定してしまおうというものが先物です。簡単に言うと、A農園の今年のコーヒー豆は、「100万円で買うよ」と先に約束しておくのです。これにより、生産者は、たくさん収穫できても少ない収穫でも、100万円は確実に手に入れることができるという仕組みを先物といいます。

当然、生産者にとっては、これはありがたいシステムなのですが、この先物価格というものも為替相場の様に売り買いされているため、この投機筋のマネーゲームとして利用される色が濃いのです。

莫大な資金があれば、価格操作だってある程度、意図通りに行えます。

2018年にはこのような暴落もあり、問題視されました。
 世界有数の生産国コロンビアのコーヒー生産者連合会のロベルト・ベレス最高経営責任者(CEO)は20日、ツイッターへの投稿で「ヘッジファンドは1ポンド=1ドルを割り込むことに狙いをつけ、その通りになった」と指摘。現行の価格水準で「ウォール街の少数の金持ちが金をもうけ、コーヒー生豆生産をなりわいとする世界の2500万世帯が飢え死にしつつある」と主張した。
Sankei Bizより抜粋
 
 

これがどれほど深刻なことか…。

日本で言えば、これまで月給が30万円だった人の収入が2年程度で20万円になってしまったということです。

おまけに、コーヒーの栽培は厳しい労働が伴うのに…

当然、「もうコーヒーではやっていけない」という人もたくさん出てしまいました。

それでも、彼らは生きていかなければなりません。

その結果、大麻の生産・販売、売春をしなくてはならなくなったという背景があるのです。

こちらは映画の予告編ですが、その厳しさは感じられるはずです。

 

些細なことしかできないけれど、僕たちができること

こんなことを知ると、何か少しでもできることはないだろうか?なんて考えさせらます。

そこで、コーヒーの生産者にとって良いと思われること2つを挙げてみました。

フェアトレードコーヒーを時には買ってみる

先に紹介したような先物コーヒーほど、価格が下落しないようにして取引されているコーヒーを、フェアトレードコーヒーといいます。

簡単に言えば、先物取引のように価格変動はあるものの、最低価格は保証されているために、コーヒー生産者さんの生活はある程度守られるというものです。

もちろん、価格は一般的なコーヒーよりは高めになりますが、コーヒー豆をスーパーなどで10回購入するうちの1回でも、フェアトレードコーヒーを買う人が増えたらいいなぁ…と願っています。

 

産直のコーヒーを時には買ってみる

意外とコーヒーに強いこだわりをもった人は多いものです。

街の小さなコーヒー豆専門店でも、先物価格の何倍もの値段で直接売買契約をされたルートから仕入れられているお店もあります。

もちろん、生産者は、これまでの価格よりもはるかに高い値段で購入してもらえるために、喜んで栽培し、仕事に励んでくれるそうです。

また、ネット通販なら森のコーヒーというものも有名です。

現地の農場と直接取引をされていますから、時には、こうした人ところから僕たちがコーヒーを買うことで、救われる家族が誕生するのです。

 

大きなお金の流れから少し自分の手元にお金を流すことは大切

僕が、FXや株式にお金を投じているという話をすると、

熱血リーマン
熱血リーマン

株式にお金を入れるのは社会的価値は分かるけれども、FXの価値って何?

こんな質問をされることがあります。

この質問に対する正解なんて、僕には分かりませんが、

大きなお金の流れのほんの一部でも自分のところを通過させて次に流すこと

が、社会的価値だと思って、続けています。

FXをしていると身に染みるほど分かるのですが、膨大な資金が日々、いろいろな所に流れていきます。

なんと外国為替市場で取引されている1日の平均額は500兆円にものぼるのです。

そのお金の多くは大きな資本があるところから大きな資本があるところへ流れています。

もちろん、巡り巡って、僕たちもその恩恵を受けたり、損害を受けたりしていますが、なかなか庶民のもとには届きにくいのが現状です。

だから、ぼくは、FXトレードできる日には、その流れから数万円を抜き取っています。

それがあるからこそ、我が家では退職されてから畑を始められた方から野菜を購入したり、日本の間伐材を使った家で生活することができるのです。

もちろん、時々、敢えて贅沢なコーヒーも楽しむようにもしています。

これが、僕なりのお金が届きにくいところにお金を流す作業です。

食事・農業・漁業・介護・建築…あらゆるところに、大きなお金の流れが届かないために、歪んでしまった問題が山積みなのです。

だから、このブログ(PTR)では、無料でFX自動売買ツールも配布して、ツールを使って少しでも利益を出し、大きなお金の流れが届かないところに流して欲しい…

そんな願いをもっているのです。

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この記事を書いた人

公立小学校で15年勤務した後、退職。
現在は、アメリカ・香港・ペルー・インドネシアなどの小・中学生に日本の教育を届けている。日本の文化と住まい・暮らし方との関係を追求し、建材メーカーと共に日本の暮らしを研究している。
「なぜ、人は学ぶのか?」「学ばないといけないのか?」元教員の視点も交えつつ子育てに関する情報を発信している。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • コーヒーのお値段ごもっともと思います。

    京都の事件で、放火とかも、車の煽りの人とかも、
    出てないのですが、、、
    コーヒーカフェインで、農薬率がある気がします。

    と言いますのも私も同じような体調になり、有名な業○スーパーでグラム1円くらいの豆を挽いてハマってました。一日10杯とへびーどりんかでした。
    頭がややハゲかかり、顔つきや考えや衝動が似てきてこれはやばいかなぁと思いました。
    職場の人でコーヒー愛飲と麦茶オンリーの人を統計をとったら、、確実にわかりました。
    まぁ一時やめたら剥げかかったのも治りました。で次にグラム7円くらいの、やや高めののコーヒーにしたら、問題なかったです。正直怖いですね。男性で中年期の方は特に気をつけたほうが良いかもしれません。
    国民の皆様にお触れ書きとかしてほしいです。成分の調査はしておりませんが、サンプリングした統計からはほぼほぼ確実かと。あと肉とかの加工品も安価なものは、同じく危険ですね。なんかそういった食品が故意にって可能性のが、、ですが
    きづきた方だけでも助かってほしい。

    • 白虎様

      コメントありがとうございます。
      多くの食べ物がこの様な問題を抱えており、本当は一番大変な労働をされているところにお金が回ればいいのですが、現実は回らず、生産コストを下げるために、手作業を減らしていく。

      この悪循環を感じますので、
      消費側もほんの少しでもできることをして行きたいと感じております。

      この不透明な時代、出費は抑えたいと誰もが思うところではありますが、大事なところには敢えてお金を使う…この考え方も大切だと思います。
      結果として、いずれそれが私たちに返ってきますから。

      お肉についてもいろいろ試していますので、また記事にいたします。

      嬉しいコメントありがとうございます。

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