2020年〜2021年の長い期間、コロナによって暮らしは一変して、様々な制限が加わりました。
- マスク着用が普通になった。
- 仕事が激減してしまった方もいる。
- 報道や行政の対応が妥当か見極めようとする人が増えた。など…
例を挙げればキリがないほど、大変な状況になりましたが、そんな中にも良いこともたくさんあったと感じます。
こんな状況下でも仕事が増えている方の話を伺っていると、
- 環境に関係なく自分との戦いを楽しむこと。
- どれだけ苦しい状況にあっても良いところを見つけようとする。
この二つが非常に重要だと改めて感じました。
僕の場合は、教育に長らく関わっていますが、この2点は子ども達を大きく成長させる上でも、とても大切なことです。
これまでの経験をもとに、これらの2点について具体的に解説します。
仕事も勉強もスポーツも全てが自分との戦い
今、僕は3社の会社経営の相談役の様なことをしています。
「コンサルしてるの?」と聞かれますが、「コンサル」という言葉には、一切良い思い出がないので、全力で否定しています。
相談にも乗るし、相談しながら生まれたアイディアを社内で検討できる様な資料を作成したり、サンプルを作成したりと、実働もしています。
こうした事をしていると、社内研修として「良い雰囲気の会社を見学してみたい」という声をきくことがありますが…
息抜きとして見学に行くのは楽しいですが、見学を社風に変化が出るなんてことは考えられませんよ。
と、答える様にしています。
- プロ野球選手のプレーをいくら見ても上手にならない。
- ヨビノリたくみさんの様な超賢い人の動画を見ても賢くならない。
のと似ているためです。
今の状況を少しでも良い方向にもっていくなら、
のです。
当たり前のことですが、その一方で、とにかく楽をして…という風潮が根強い様に感じます。
さて、自分との戦いは、BlogやSNSを例に上げると分かりやすいです。
例えばBlog記事が1000記事もあれば、Blogからの収益は、月に10万円程度なら十分に期待できます。
それでも、最初は誰もが0記事からスタートし、1記事ずつ作っていくのです。
どれだけ疲れていても毎日更新されてきた方は、3年で達成されています。
その途中に、
まぁまぁ、いつも頑張っているし、今日くらいはゆっくりしてもいいんじゃないの?
誰もがこの声を耳にします。
当たり前ですが、この甘い自分をひねりつぶさないといけません。
ただ、どうやってひねりつぶすのかが、難しいところですが、FXトレードを10年以上続けてきて感じるのは、やっぱり「成果」がとても大切だと思います。
成果は簡単に出ないから良いところを見つける習慣をつけるべき!
仕事・勉強・スポーツ・Blog・SNS…なんでもそうですが、
のが現状です。
例えば、集客をしようと思ってBlogを書き始めたら、毎日問い合わせが入ってきて、売り上げも伸びっていった…となると、あなたもBlogを書くのが楽しみになるはずです。
けれど、残念ながらそんなに簡単に成果が出るわけではありません。
やっても全然成果が出ないのなら、不安になるよ。
だから、「いいところを見つける習慣をつける」ことはとても大切です。
ただ、次の2点については知っておきたいものです。
実は悪いところを指摘した方が賛同者は集まりやすいが…
人は本能的に、生命を守ることを一番大切にしますから、「悪い情報には敏感」です。
だから、人は悪い情報・問題点を見つけるのも得意です。
ニュース番組の構成もこの考え方が利用されているために、基本的には「悪い情報」で構成されていて、一部に「良い情報」が織り交ぜてあります。
かなり分かりやすい例を挙げると
- A店のラーメンには毒が入っている
- A店のラーメンはめちゃくちゃ美味しい
情報の重要度は、圧倒的に1です。2の「A店のラーメンはめちゃくちゃ美味しい」も嬉しい情報ですが、生命の維持には関係ないためです。
つまり、個人が話をする場合も、ネガティブな話をした方が圧倒的に仲間が得られます。
ただ、ネガティブな話で多くの人が集まってきても、その集まりは長続きしないということは、子ども達のいじめの構造をみてもよく分かります。
人がしないことを続けるから価値が高まる!
反対に、良いところを見つけるのはなかなか難しいと言われます。
もちろん、自分自身の良いところを見つけるのも苦手という方が多いのは、あなたも重々承知のことだと思います。
だからこそ、「良いところを見る目」はとても価値が高いのです。
先に触れた様に、何か新しいことに挑戦してもなかなか成果が出ないのが現状です。
特に大人の場合は、目に見える成果が出ない限り、認めて貰えない傾向が強くなります。
だったら、自分でいいところを見つけて褒めるしかありません。
今、新しい企画をあるメーカーから一緒にやろうと声をかけていただいていますが、持続性を持たせるために、お互いに褒め合える少人数のチームを作成する様にお願いしました。
具体的なこの様な感じで、快く承諾していただけました。
- 五人程度で、企画の理念を十分に理解している人で構成する。
- 新しく生まれたアイディアは、全員が目を通し、良いところを挙げる。
- 結果が出るまでに2〜3年の期間を要することは覚悟する。
こう考えると、意図的に自分のモチベーションを上げるための策はいろいろ考えられそうです。
また、ネガティブ感が強く出されるコロナについて、良かった点を見つけるのは、今後仕事をしていく上で、良いところを見つけるよい練習の場になります。
コロナの影響で良かった点はなんだろう?
コロナの問題は大きいですが、良かった点もたくさんあります。
僕の場合、良かったと感じる点は次の3点です。
- 一般的な人は、できる事をしようと非常に協力的であることが見えた。
- 飲食店が閉まっているために、自炊率が100%近くになり、自炊の楽しさを改めて感じられた。
- テレビを見ない生活を20年以上してきて良かったと改めて感じることができた。
日本の人たちのほとんどは、マスク着用について文句をいうことはありません。
マスク着用については、法で定められていないにも関わらず、ほとんどの方が率先して、着用を始めました。
僕は、マスク着用について、いろんな実験結果から大きな疑問を感じていますが、一般的な方々が、なんとかしよう!と努力されている姿には感激しました。
先日、演劇を行う様なホールで仕事をされている方とも話をしましたが、
少しずつお客様を入れられるようになってきたことが嬉しいと同時に、お客様が「大変だけど頑張ってね。また来るから」と声をかけてくれるのが救いです。
という話をしてくれました。
たくさんの問題があるからこそ、日本の人の良さがたくさん感じられる気がした瞬間でした。
「良いところを見つける」というのは、習慣の様なもので、1週間も練習すればだれもがとても上手になると思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
ただ、「口先だけで褒める」というのは、なぜか人に伝わります。
それを人は、どこで察知しているのか?なんてことにも興味をもっています。
コメント