子どもの記憶力や落ち着きと食べ物との深い関係【糖の取り方に注意】

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しぶやん

公立小学校で15年勤務した後、退職。
現在は、アメリカ・香港・ペルー・インドネシアなどの小・中学生に日本の教育を届けている。日本の文化と住まい・暮らし方との関係を追求し、建材メーカーと共に日本の暮らしを研究している。
「なぜ、人は学ぶのか?」「学ばないといけないのか?」元教員の視点も交えつつ子育てに関する情報を発信している。

小中学生が抱える問題は、不登校・学力不振・反抗的など…たくさんあります。

その中でも、2000年頃からどんどん多くなって来た問題は、

うちの子は発達になんらかの問題があるのではないでしょうか?

という声です。

親としては、

  • 発達に問題があると認めたくない。
  • 発達に問題があるとするならば、適切な対応をとってあげたい。

などという悩みの間に身をおくことになります。

私が小学校教員として関わってきた児童が約500名いますが、その中の保護者からも、発達・落ち着きなどに関する相談の声をたくさん聴いてきました。

特に深刻な状況だった子どもについては、私も月に一度、その子の担当小児科医の所に伺い、小さくてもいいので何か改善策はないものかと、伺ったものです。

その中で、大人も含めて誰もが注意したいことを紹介します。

糖を取ることは大切だが精製されていないものを取る暮らしに変えよう。

私が直接関わってきた約500人の子ども達の行動を見ても、糖の取り方は、子どもの落ち着き・学力などと深く関わりがあると言えます。

はなちゃん
はなちゃん

でも、糖とか精製とか難しい言葉が嫌なんだよね。

分かりやすく説明してよ。

 

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落ち着かない・なかなか覚えられないという子どもが食べているもの

内閣府・https://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/h30hakusho/zenbun/h1_03_01_01.htmlより引用

上のグラフを見ても分かる通り、何らかの課題・問題を抱えている子どもは、年々増加する一方です。

教員として働き始めた頃は、落ち着かない・なかなか学習が定着しない子こどもというのは、学年に1〜2人といった感じでしたが、今や学級に3〜4人だと言われる様になりました。

なぜ、この様なことになっているのか、明確な原因は解明されていないのが現状です。

ただ、私が相談に毎月伺っていたドクターは、

糖の質が近代に入って大きく変わってきたけれども、その変化に脳は対応しきれていないと考えることもできる。

と言われていました。

確かに、食べ物で記憶力は高まるのか?【歴史をもとに考える】で紹介した「保健室をよく利用する子ども達」の朝食は、非常に近代的(ドーナツ・ケーキ・菓子パンなど)です。

食べ物で記憶力は高まるのか?【歴史をもとに考える】
脳に良い食べ物の代表として、青魚やチョコレートなどがありますが、これらを食べると、記憶力がぐんぐん高まるのでしょうか。小学校に勤務していた時に調べた結果やいくつかの論文を元に解説しました。子どもの食事の参考にしていただけたら嬉しいです。

反対に、昔ながらの和食を朝食にしている子どもはいなかったというのも、何か関係性がありそうだと判断できます。

はなちゃん
はなちゃん

じゃあ、やっぱり近代的なものは食べない方がいいの?

でも、脳には糖が必要だって、言ってたでしょ。

ドーナツやケーキなんか糖たっぷりそうでいいじゃないの?

はなちゃんの疑問について分かりやすく解説します。

 

落ち着かない・覚えられない原因の1つ【人は急激な変化を嫌うもの】

子どもがなかなか落ち着かない原因の一つに「脳の急激な変化」というものがあります。

どういうことか分かりやすくするために、まずはスポーツの場面を例に挙げて解説します。

スポーツでも人は急激な変化を嫌う

スポーツの試合前にあなたは何をするでしょうか。

優秀な選手ほど、ウォーミングアップに十分時間をかけるものです。

例えば、今から100m走のタイムを測ろうという時に、

  • 1分前に起床した人
  • 数時間前に起きて、軽くジョギングを済ませた人

とでは、どちらが力が発揮できるか?ということを考えれば明らかです。

起床したばかりの人は、すっかりと疲労も回復していますが、まだ身体が十分に動く準備が整っていません。

この状態で、全力で走っても自己ベストを出すことはできません。

つまり、安静にしていた状態から激しく運動する落差がかなり大きいために、身体がその環境の変化に適応しきれないために、自己ベストを出すことができないのです。

一方、ゆっくりと時間をかけて、「これから次第に激しい運動をするよ」ということをジョギングでもしながら身体に教えてあげると、身体はその体勢を整えます。

あなたもこれまでの経験で十分理解できると思います。

では、脳が急激に変化するとは?どういうことか見ていきましょう。

 

脳も身体の一部だから急激な変化を嫌う

脳が活動をするには、「ブドウ糖」が必要です。

ところが、自然界に「ブドウ糖そのもの」は存在しません。

様々な食べ物を私たちは食べて、体内で分解をして、ブドウ糖を作り出して、やっとの想いで脳が活動できる様にして、命をつないできたのです。

例えば、お米(ご飯)を食べた場合、分解されて吸収され始めるのに、3〜4時間かかります。

当然、食べたお米が3時間後に一斉に吸収できる状態に変わる訳でもありません

氷が溶ける様に、吸収できる状態に徐々に変化するために、脳が急激な変化で驚くことはありません。

ところが、近代的な食品には、最初からブドウ糖が入っているものもあれば、砂糖などの様に、食べやすい状態に加工(精製)されたものが、入っています。

つまり、体内に入れて数分もすれば吸収を開始できる状態の食べ物があるということです。

医療の現場などでは、とてもありがたい存在ですが、

人類の長い歴史の中で、即、吸収される食べ物は存在しなかった。

ということを私たちは認識しておく必要があります。

脳の立場からすれば、

  • ドンっと餃子10人前食べろ!
  • 寒い寒いと震え上がった状態で、湯船に飛び込め!

と言われる様なものです。

この状態で「落ち着け」と言われるのは、なかなか厳しいのではないでしょうか。

間食で血糖値はどう変化する?では、缶コーヒー・スポーツ飲料などを飲んだ時の血糖値の変化が紹介されています。

 

歴史的に身体や脳を見る【江戸時代に砂糖が普及】

今では、砂糖や砂糖に代わる様々な甘味料がありますが、江戸時代でさえも砂糖は貴重だったと言われています。

それでも、甘味は人々の憧れだったために、女中さんなどは、こっそりと台所のみりんを舐めて欲求を満たしたとも言われています。

要するに、現代の様に「疲れたから何か甘いものを食べたい」と言えば、食べられる環境というのは、人類史上初と言っていいでしょう。

ぶどう糖(グルコース)そのものの発見も1700年代ですから、長い人類史から見れば、せいぜい500年程度の歴史しかないということになります。

この500年の間に、人間が数万年という長い歴史の中で作ってきた脳の仕組みや本能的な部分が変化し、環境に適応するとはなかなか考えられません。

こうした歴史・生物的な背景も踏まえると、

  • 日本人なら日本の昔ながらの食事の機会を増やす。
  • 近代的な食品(特に糖)の摂取を減らすことを意識する。

ということが大切だと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

明らかに困りを抱えている子どもが増えてきていますから、その原因は何なのか?様々な人がもっといろんな議論を展開して欲しいなぁと思っています。

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