親が子どものダブルバインドに悩む【憂鬱になる前の対策】

子育ての話
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しぶやん

公立小学校で15年勤務した後、退職。
現在は、アメリカ・香港・ペルー・インドネシアなどの小・中学生に日本の教育を届けている。日本の文化と住まい・暮らし方との関係を追求し、建材メーカーと共に日本の暮らしを研究している。
「なぜ、人は学ぶのか?」「学ばないといけないのか?」元教員の視点も交えつつ子育てに関する情報を発信している。

親子の間での「ダブルバインドって何?」という方は、まず、子育てでついやってしまうダブルバインドって?【必ずやめられる】をご覧ください。

子育てでついやってしまうダブルバインドって?【必ずやめられる】
子育てをしているとつい「イラ」っとしてしまうことがあります。そんな時にやってしまうのがダブルバインド。ダブルバインドとはどういうことか?また、なぜ良くないのか?教師として親としての経験を交えながら、ダブルバインドを辞める方法まで解説しました。

その上で、今回の「親が子どものダブルバインドに悩む」という話を進めます。

普通、ダブルバインドと言えば、

  • 親が子どもに
  • 教師が生徒に
  • 上司が部下に

に対して、行われます。

簡単に言えば、強い立場の人が、弱い立場の人に対して、矛盾する命令を出す場合が事例としても紹介されます。

ところが、ダブルバインド的な発言をしてしまうのは、必ず強い立場の人とは限りません

子どもが親に対して、ダブルバインド的な発言をする場面も多々見られます。

先日は、子どもから仕掛けてきたダブルバインドを真剣に受け止められた方から「どうしていいのか、分からない」という相談がありました。

  • 一体、子どもが親に仕掛けるダブルバインドとは?
  • また、仕掛けられたダブルバインドはどう回避すればいいのか?

詳しく解説します。

 

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子どもから親に対して仕掛けるダブルバインドの事例

先に触れた、相談に来られた方の事例を紹介します。

私立中学2年生の子どもで、学校から「塾に通わないと勉強面がこれから更に厳しくなる」と言われた子どもですが、半年ほど、塾に通い、少しずつ成績が伸びてきました。

子ども:「お母さん、週に5日も塾は辛いよ。もう自分で勉強できる様になってきたし、回数を週に1〜2回に減らして。もちろん自分で勉強を頑張るから。」
母さん:「塾の先生のおかげで何とかもちなおしただけじゃないの。」
子ども:「でも、自分で勉強するから大丈夫!
母さん:「じゃあ、自分でどこまでやれるか挑戦してみたらいいじゃない。」
子ども:「うん。頑張るわ。だから勉強しなさいって口出しとかも辞めてな。僕のこと信じてや。」

ところが翌日から、ゲームざんまい。

母さん:「あんた💢 ここのところズーッとゲームばかりじゃない!」
子ども:「やることはやったで。そうやってすぐ口出しするからやる気が失せるねん。」
母さん:「やることやってないでしょ!宿題のファイルみたけれど、学校で決められたことができてないじゃないの!再提出!再テスト!って書かれているじゃない。」
子ども:「それは、学校にワークを忘れたから宿題ができなかった時やん。そうやって、いつもチェックして、全然僕のことを信じていないから、やる気が無くなるねん。」

あぁ言えば、こう言う…思春期ならでは感じがします。

ここまでの一連の流れは、約1週間という長い期間がありましたが、子どもからすれば、

勉強から解放してもらうために、親をコントロールする

という意図が見えます。

  • 勉強を頑張る
  • 勉強のやる気が失せる

完全に矛盾した話を言い、なんとかコントロールしようとしています。

このまま、この子の話を聞き、「じゃあ、母さんは〇〇するようにするね」と言ったところで、問題は解決しないでしょう。

そんなことを考えると、憂鬱になったり、腹も立って仕方がないと言われていました。

この様なことは、どの家庭でも見られることだと思います。

金田ママ
金田ママ

じゃあ、どうしたらいいの?

親子関係だから、逃げる・関わらないってこともできないでしょ。

 

子どもから仕掛けてきたダブルバインドは簡単に解決できる!

子どもから仕掛けてきた(意図的ではないにしても)ダブルバインドは、簡単に解決することができます。

話の目的を最初に明確にし、お互いに確認する。

具体的にどう話を進めていけばいいのか解説します。

子どもから何か大事な要求があった場合

今回の例で言えば、「塾の日数を減らして欲しい」というのが要求でした。

この時にすかさず、

何のために塾の日数を減らして欲しいの?

と質問しておけば、良かったのです。

子どもとしては、「ゲームをする時間を増やしたい」「勉強なんかしたくない」というのが目的ですが、それが認められないということも分かっていたので、例の様な交渉をしたのです。

仮にここで、子どもが「本当はもっとゲームをたくさんしたいんだ」と答えると、話はこじれることはなかったでしょう。

  • じゃあ、どうすれば塾の回数を減らせるようになるか考えてみたら?
  • 自分で勉強できる様になってきてから塾の回数を減らしてみようか。

などの話ができるということです。

そして、この様な話をしながら、決まったことを紙に書いておけば、腹も立たないでしょう。

実は、この「何のために?」という質問は、何気ない言葉ですが、かなり有効です。

あなたは、「何のために塾の回数を減らしたいの?」と聞かれて、とっさに多くの人がそれなら仕方がないなぁ…と思える嘘・建前が言えるでしょうか。

 

一旦、話を受け入れた後、親子関係がこじれてしまった場合

できれば、例の様になってしまうことは避けたいものです。

けれども、一旦、例の様に話が進んでしまったのなら仕方がありません。

降り出しに戻るつもりで、再度話をするしかありません。

あんた、自分で勉強をするから塾の回数を減らしてって言ったでしょ。でも、ここ最近、ほとんど勉強をしていないでしょ。
何のために塾の回数を減らしてって言ったの?

もちろん、「細かいことを口出ししない」という事になっていたので、この点をついてくる可能性は考えられます。

けれど、「何のために…」を確認したいということで話を進めれば、問題ありません。

さらに具体的にどの様に話を進めたらいいのかは、気付かずやってしまう優しいダブルバインドって?【親子関係改善策】を参考にしてください。

気付かずやってしまう優しいダブルバインドって?【親子関係改善策】
子どもに対して愛情をもって接し、優しい言葉で接していてもそれがダブルバインドになってしまうこともあります。これは親子関係に限らず、学校と生徒の関係にも起こりうることで、どの様なことか事例を挙げてみました。また、問題を回避する解決策も紹介しています。

 

最も大切なのは、日頃の親子関係

今回の場合は、残念ながら日頃の親子関係も良好ではありませんでした。

その原因は、

「勉強をしてね」と親が子どもにお願いする姿勢

であったことが原因でした。

もちろん、実際に「お願いだから、勉強してね」なんて言われませんが、これまでの経緯を伺うと、

  • テストで点数が良かったら〇〇を買ってあげる。
  • 成績が下がったら〇〇の塾に通わせる。

この様なことをされてきたそうです。

ここから、子どもは何を学ぶか考える必要があったのです。

親のために勉強をすればいい

ということをこの様な条件から学んでしまっていたのです。

本来なら、日々生活をしながら、周りの大人が様々な角度から「何のために勉強をする必要があるのか?」というメッセージを投げ続ける必要があるのです。

それは、決して上手な説明でなくても、会社であった出来事、学生時代に悩んだこと、時事問題を語るなどしていれば、子ども達はそこから「何のために学ぶのか?」を学んでいきます。

なぜ、勉強をする必要があるのか? この問いの答えは様々な考えられますが、正解がないものも多いということを知るためというのも一つの答えだと思います。

詳しくは、【勉強をする理由】答えが出せないという経験を存分に積むための記事でも紹介しています。

【勉強をする理由】答えが出せないという経験を存分に積むため
「なぜ、勉強をしないといけないのか?」この問題の答えは様々ありますが、一つには「簡単に答えが出せない」という経験を積むためです。この経験が存分にあってこそ、日常生活の問題にもじっくりと向き合えるようになるのです。どういうことか詳しく解説しました。

 

最後までお読みいだたきありがとうございます。

ちょっと厳しい表現になりますが、親が歪んだ形で「勉強しなさい」と言ったことが、子どもからダブルバインドで反撃された形の事例だと思います。

本当は、何をするにしても「何のため」がとても大切だと思います。

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